| ヒーローインタビュー全文 《黒田博樹》 |
 ── それでは日米通算200勝を達成されました黒田投手の登場です！皆様、大きな拍手でお迎え下さい。  ── 改めまして、日米通算200勝達成の黒田投手です。この大歓声です。 黒田：ありがとうございます（笑）  ── 今の率直なお気持ちからお聞かせ下さい。 黒田：本当にホッとしています。 ── 200勝に王手をかけてから今日が3試合目、どんな思いでマウンドに上がられましたか？ 黒田：きょうたくさんのファンの人が集まってくれて、来て頂いたファンの人の前でなんとか達成したいという思いで、マウンドに上がっていました。 ── マウンドでの1プレー1プレーごとに歓声が沸きあがっていましたが、あの歓声は黒田さんにはどのように届いていましたか？ 黒田：いつもファンの人の声援には背中を押されて、心が折れそうな時でもマウンドに行く気持ちを常に持たせてもらっていました。本当に感謝しています。 ── 投げては7回無失点、本当に気迫のこもるピッチングでの達成となりました。今日のピッチングを振り返っていかがですか？ 黒田：チームメイトから「勝たせてあげたい」という気持ちが伝わってきて、若い選手が多いんですけど、選手に引っ張られて今日はなんとか勝つことが出来たと思います。 ── カープに戻ってきて、この本拠地・マツダスタジアムでの偉業達成。感慨深いものがありますよね。 黒田：そうですね。本当にまさかこういう日を迎えられるとは思っていなかったので、本当に嬉しく思っています。 ── 今日のウイニングボールは受け取られましたか？ 黒田：（ボールを取り出す）  ── このボールはどうされますか？ 黒田：一応、持っておきます（苦笑） ── 良い宝物になりますね。 黒田：ハイ。 ── 改めまして、この日本とアメリカで積み重ねられた200という勝ち星、黒田さんにとってはどんな数字、意味のあるものになるんですか？ 黒田：自分自身もあまり実感がわかないというか、本当にそこまで勝ったのかなという気持ちです。 黒田：日本に限らず、メジャー時代のチームメイトとか、たくさんのサポートがあって、ここまで来れたと思っています。 ── そして締めの200勝。今後の目標はどう修正されていきますか？ 黒田：チームのために201勝目を目指して、また明日から準備して、大きな目標に向かってチーム全員で戦っていきたいと思います。 ── それでは、この偉業達成を一目見ようと、今日も本当に多くのカープファンの方が応援に来てくださっています。最後に、そのファンの皆さんにメッセージをお願いします。 黒田：本当に今日、最高のチームメイトと最高のファンの前で、そして最高のマツダスタジアムで、こういう節目の勝利を挙げれて自分自身が感動しています。 黒田：本当にありがとうございました！        ── J SPORTS 1「プロ野球2016」（23日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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