内田順三元コーチが語る 歴代名選手の育成秘話 |
内田さんの指導の特徴「ダメとは言わないコーチング」 その姿勢で戦力外の窮地から救った選手がいる。“赤ゴジラ”こと嶋重宣選手だ。 内田コーチ:2002年かな。その年限りで嶋を解雇して、彼はトライアウトを受ける運びになっていたんです。 内田コーチ:本人にも球団は伝えていたんですけど、それを私がひっくり返して「もう1年置いてくれないか」と球団に頼みました。 当時、嶋選手は入団9年目。持病の腰痛などもあり伸び悩んでいた。しかし、この年にカープに復帰した内田さんは嶋選手の非凡な打撃センスを見逃さなかった。 内田コーチ:「腰が悪いだの、インサイドが打てないだの、技術的な事もいろいろ耳に入ってはきているけども、俺は一切真っ白な状態でやる。失うものは何もないんだから遮二無二やってみなさい」と言いました。 内田さんとの猛練習に耐えて臨んだ2004年、遂に嶋選手の打撃が開花 内田コーチ:当時の中日のエース・川上のインサイドのカットボールをものの見事にホームランにしたんですね。 内田コーチ:隣にいた山本浩二は「ウチ、嶋はイケるぞ。今年は」と。そこからスタートして、どんどん上がっていきましたね。 苦手としていたインコースを克服した嶋選手。開幕からヒット、ホームランを量産。その年、首位打者と最多安打のタイトルを獲得した。 ── テレビ新広島「TSSプライムニュース」(2日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び要約・意訳 |
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