もっと黒田を好きになる 黒田博樹 講座 | |
黒田投手について、皆さんに注目してもらいたいのがプレートを踏む位置。 よく見ると一塁側ギリギリに立っています。 一般的に右投手の右足はプレートの三塁側。巨人の菅野投手、カープの前田健太投手も三塁側に立っています。 その結果、右打者へのアウトコースが広く使えます。特にスライダーの効果が絶大。打者から逃げていくため、打たれにくいボールとなります。 アメリカに渡ってから一塁側に立つことになった黒田投手は、得意のツーシームを有効活用。左打者に対しては体に当たりそうな軌道からストライクゾーンに入ることで打者は打ちにくく恐怖心を持ちます。 そして右打者に対してはツーシームの角度が拡大。するどく内側に食い込むボールとなり、詰まらせやすくなります。 DeNA・筒香:正直、僕の中では一番嫌な感じの投手です。よく打者を見ているなというか、いつもマウンドで冷静なんですけど気迫もあって迫ってくる感じ。 黒田投手に日米の打者の違いを尋ねてみました。 黒田:各チーム素晴らしい打者はたくさんいますし、特にミートというかコンタクトする力はアメリカの選手もありますけど、それでも日本の打者もそれに負けないぐらいコンタクトする力はあると思います。 いまなお野球と向き合い続ける日々。気持ちの切り替えはどうやっているのでしょうか。 黒田:それは僕が教えてほしいぐらいですね。なかなか切り替えは難しいですし、やっぱり夜寝たと思っても何回も目が覚めて打たれたシーンが頭に出てきてというところで寝れないこともたくさん経験しましたし。 黒田:若い頃に打たれた時も同じだったと思うので、それはたぶんいくら経験を詰んでも、歳をとっても変わることはないと思うんで…常にしっかり次の試合の為に準備していれば切り替えができると思っています。 リーグ戦も残り30試合、ラストスパートへ向けてフル回転を誓う40歳が力強い決意を語ってくれました。 黒田:壊れてもいい年齢ですし、やり残したことはほとんどないと思っているので、あとはこのチームで優勝するのが現時点での目標なので、それにどれだけ自分が貢献できるか考えると、残りの試合が大事になってくると思いますし。 黒田:その中で精一杯投げていってチームに貢献できればいいかなと。 ── テレビ新広島「全力応援 スポーツLOVERS」(8月29日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | |
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