《特集冒頭》 |
揺さぶる野球に必要なのはこの人でしょう。続いての特集です。いぶし銀というと本人は「いや、僕は若手のつもりです」と言うかもしれません。常に全力プレーの34歳。首位を走るチームを支えるこの男に話を聞きました。 |
木村:スタメンって発表された時に「ヨッシャー」みたいな。また今日も試合に出させてもらえると思って、わくわくしながら毎日過ごせてます。 昨日の楽天戦でも7番ショートでスタメン出場し、ピンチをしのぐ光る守備を見せた木村省吾。 今シーズンは骨折した堂林や膝に古傷を抱える梵に代わって、23試合に先発出場しています。 過去にも2010年には右肘痛の東出に代わりセカンドへ。2011年には左膝に自打球を当てた梵に代わるショートと、守備の要の選手が離脱してもポスト木村がスタメンに入る事で、チームのダメージを最小限に食い止め、木村自身も出場機会を得てきました。 木村:僕はそんな事ばっかりやってますね(笑)他の選手、僕もですけどチャンスですから。順番を待っていればチャンスがやってくる世界ではないですから。 今年、合同自主トレ初日。大野練習場での練習を開始した木村は今年の目標をこう掲げていました。 木村:個人的な目標ですか?もちろんレギュラーです。 プロ12年目、34歳を迎えた今年も、スタメンを争う若手選手に負けぬよう懸命に練習に励みます。交流戦前日会見では、自らに言い聞かせるかのようにチームの注目ポイントをこう書き記しました。 木村:「競争力」 木村:レギュラーをつかみ取ってやるんだというチームの競争があるので、「こいつ頑張ってるな」「負けないように思ってやってるな」と思って見てもらえればいいかなと思うんですけど。
新加入の期待のルーキー田中や、レギュラー獲得へアピールする小窪は年齢は違えどライバル。それでも互いに切磋琢磨し、一丸となって勝利を目指すチームメイトの活躍を素直に喜びます。 スタメンを外れた5月18日の巨人戦。今シーズン第1号をプロ初の代打ホームランで飾った木村。代打だけではなくベンチスタートの時にも守備固め、代走と与えられた出番に向けスタンバイにぬかりはありません。 木村:与えられたところでしっかり仕事をしないと生き残れませんから。 このサバイバルレースが一休みするのはシーズンが終わってから。外国人を含む全選手がしのぎを削る今シーズン。チーム内の競争の行き着く先は23年ぶりの栄冠です。
木村:それは優勝したいですよ。毎回何年も他球団のビールかけを見てきてますから。ええなーと、楽しそうやなと。 木村:このままいけば味わえるポジションにはいるわけじゃないですか、でもこのまま行くというのは自分達でつかみ取らないといけないと思うんで、みんなでつかみ取れるように一個一個、一試合一試合、戦っていくだけですね。 ── 広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」(1日放送)より |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など