新井貴浩 8年ぶり覚悟の復帰 「2000本より優勝を!」 (Page:2) | ||
2014年11月、新井は再びカープのユニフォームに袖を通した。 新井:初心に帰って、泥だらけになりながら競争していきたいなと思います。 2月、カープのユニフォームをまとった新井はキャンプで泥にまみれた 率先して声を上げ、野球に取り組む姿勢でチームを鼓舞。歳を重ね、背番号が変わっても新井は新井だった。 ── 20代中盤から後半にかけて新井さんが若大将と呼ばれていた頃と、今の新井さんの姿勢といいますか、全く変わってらっしゃらないなと。背中で引っ張る、プレーで示していくという姿勢が。 新井:元々そういう風にしてやってきたタイプですし、カープの伝統的なものというか、良い伝統は引き継いでいかないといけないですからね。 新井:僕も若い頃は今の監督である緒方さんとか、前田さんとか、野村さん達が黙々と練習をたくさんしていた姿を見ていたのでね。今は自分がその時のベテランの立ち位置にいるわけですから、責任はありますよね。 新井:歳を取ったからベテランだから、ある程度やったからもう練習しなくていいんだとか、そんな伝統はカープにはないですから。 新井:やっぱりこう…ユニフォームを脱ぐまで一生懸命やるというのが良い伝統だと思います。 そしてカープが13年ぶりに地元で迎えた開幕戦。7回、チャンスの場面で代打・新井が告げられる。 あの大ブーイングから7年。今度は大声援が新井に降り注いだ。 新井:まさかあんな声援を頂けるとは思っていなかったので、ネクストにいる時からもうずっと鳥肌が立ってましたし、本当に打席でもずっと足が震えてましたね。 ここで復帰初ヒットは生まれなかったが、ファンは新井がカープのユニフォームで戦う姿にエールを送り続けた。 新井:いろんな経験をさせてもらってきましたけど、僕の中では一番ぐらいかもしれないですね。色んな感情、自分の感情というものがあったので、それぐらい感動しましたね。 シーズン初めこそ代打中心だったが、新井は自身の定位置である4番を任されるようになった。新井はチームの期待、そしてファンの声援を力に変え、バットで応え続けた。 今シーズンの新井はチャンスに強い。得点圏打率の高さはリーグトップクラスだ。 新井:心技体が充実しているというか、まさかこういう風にたくさん応援していただけるとは夢にも思ってなかったので、今度は自分のバットで、またはプレーで少しでも喜んでもらいたいなと思ってやっているのが、良い結果に繋がっているんじゃないですかね。 ── チームに、そしてファンに恩返ししたいという気持ちが結果に。 新井:そうですね。自分がやっているというよりは、そういう気持ちにさせてもらって、そこで体が動いているといった方が正しいのかなと思いますね。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(9日放送) | ||
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安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
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