堂林・巻き返し目指し 打撃フォーム修正 |
堂林:来年こそはレギュラーの座を奪わないと、「この先はないのでは」という危機感を感じてますし、目の色を変えて本気になってやっていこうとは思ってます。 宮崎・日南 これまでにない強い気持ちでキャンプに臨んでいる堂林選手。来シーズンへのきっかけを掴もうと必死の毎日です。 このキャンプでは本来のサード一本での練習を志願。シーズンフル出場した経験もあるサードで再びレギュラーを掴むため、厳しい状況へ自らを追い込んでいます。 堂林:プロ入ってずっとサードを守らせてもらっていたので、そこで試合に出るっていう、そういうこだわりがあります。 堂林:守備が悪くてもバッティングがあるんだっていう、それぐらいの打撃をしないといけないので。そこは人以上に打たないといけないと思っています。 堂林選手は今シーズンもアウトコースに逃げる変化球に苦しみました。得点圏打率は2割3分。シーズン終盤は試合途中からの出場もしばしばありました。 打撃で結果を出すために取り組んでいるのはフォームの修正です。 ポイントはバットを振り出す基点となるトップと言われる姿勢。打撃練習ではこのトップの位置を常に気にしています。 堂林:(今までは)遠くに飛ばすためにトップの位置が張れていなかったので、それを今は修正してやっています。 これまでよりトップを捕手寄りにして打ちに行く新たなフォーム。その効果の一つはボールの見極めです。トップを捕手寄りにすることで投手が投げたボールを引きつけることができるため、外に逃げる変化球に手を出す確率が減ります。 さらにボールを引きつけられれば打球の飛距離にも繋がります。 堂林:例えば弓矢を放す時に、(引かずに飛ばすよりは)引いて飛ばした方が矢も飛んでいくんで。 新しいフォームをいち早く自分のものにしようと連日振り込む堂林選手。夜間練習でもトップの位置の確認を欠かしません。 今月7日の紅白戦 キャンプインから1週間。これまでの取り組みを実践で試す紅白戦です。 最初の打席、外に逃げるスライダーを余裕を持って見逃します。 3打席目、トップの位置で変化球を引きつけ力みなく振り抜き、左中間へホームラン。 早くも結果が出た堂林選手。掴みかけた手応えをステップに、この取り組みを貫き通す決意です。 堂林:同じ事をこつこつとやっていくことが、一番来年に繋がると思いますので地道にやりたいと思います。 堂林:チャンスの場面で「ここで堂林が出れば安心だ」ぐらいの、そのぐらいの強い姿がグラウンドで現れれば一番いいかなと思います。 ── NHK総合・広島「お好みワイドひろしま」(10日放送)より |
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