チーム快進撃の原動力 一岡竜司 |
1991年 カープが最後にリーグ優勝を果たした23年前の1991年。この年に生まれたのが、大瀬良、九里、堂林、今村、それに庄司といった、これからのカープを背負っていく世代です。 そして、91年生まれにはもう1人… 誕生日が1991年1月11日。名前にも一がつく、そうこの人。 チーム快進撃の原動力・一岡竜司 笑顔がトレードマークの一岡竜司。23歳。新天地・カープでまさに水を得た魚。いや、水を得た鯉の如き力投で、チーム最多の19試合に登板し、防御率は脅威の0.00。カープ快進撃の原動力となっています。 調子が悪い時こそ大切に 一岡:調子が悪い日、疲れてる日を大事にというか、調子の良い日は(抑えて)当り前じゃないですけど、抑えてもそう「良かったな」ぐらいで終わるんですけど、調子の悪い時に抑える事が嬉しい。 一岡にとっては初物づくしの今シーズン。プロ3年目で初の開幕一軍入りを掴むと、マウンドを任されるのは巨人時代には経験のなかった僅差の勝ち試合。 勝利の方程式の一角として、1試合ずつ、結果と信頼を積み重ねています。見も心もすっかり赤く染まった一岡。ここまで最も印象に残っている試合を聞くと。 カープに移籍して最も印象に残る試合は… 一岡:まだプロで一回もお立ち台とか上がった事なかったのに、広島でマツダで立たせてもらって、プロ野球選手になったんだなじゃないですけど、そういう一員になれたのかなと思いました。 4月27日、マツダスタジアムでの巨人戦。この日はカープ・前田健太、ジャイアンツ・内海。両エースによると息詰まる投手戦となりました。 0対0のまま試合は進み延長11回。一岡がマウンドに上がります。古巣相手に好投こそが恩返しと1イニングを3人で締めた一岡。試合の流れを渡すことなくマウンドを降ります。 するとその直後、エルドレッドのサヨナラホームランで劇的な幕切れ。新天地・カープで手にしたプロ初勝利は、生涯忘れられないものとなりました。 Q.ウイニングボールは届きましたか? 一岡:エルドレッドがホームラン打って、どっか飛んでいきました。 待望のプロ初勝利・それでも気持ちは次へ 一岡:初勝利だったので興奮はしてたんですけど、お立ち台が終わったら冷めて、もうあんまり嬉しさというか、勝った次が大事だなと思って切り替えてました。 中田廉 一岡の好投を後押ししているのが、投手陣の明るいムードです。中でも同じリリーフで、互いにしのぎを削る同級生の中田とは、仲が良すぎるあまりこんなことも。 一岡:褒め殺しをお互いしつつ、そっからケンカになっていって、言い合いになっていくみたいな感じで。幼稚っていったらアレですけど。 今日プロ初セーブを挙げ、ますます大きくなる信頼と存在感。残り97試合、一岡が一つでも多く勝利の方程式を繋ぐことが23年ぶりの歓喜への架け橋となるはずです。 一岡:実績もないんで、本当に自分の事をやった結果が、そういうホールドとかに結びつけばいいなと思っているので、過信しすぎず、やっていきたいなと。 ── 広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」(25日放送)より |
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