野村謙二郎さんのコメント |
【9回表】開始時の解説 ── カープの2番手投手は中崎翔太です。今日が32試合目の登板、ここまで4敗8セーブ、防御率は4.01という内容です。点差は4点あるんですが、ここは中崎に9回のマウンドを託しました。 池谷公二郎さん:昨日のピッチング内容が悪かったので、きょう早めにもう一度使って「調子を取り戻せ」ということなんでしょうか。中崎じゃなくてもいいような気もしますけどね。 ── 昨日は9回に登場し、ピンチを作って1失点。8セーブ目を挙げましたが、緒方監督からは「こういった経験を生かして成長してほしい」というエールを送られています。その中崎が4点差、セーブのつかない場面で連投ということになります。 野村謙二郎さん(以下、野村):中崎を使うということは「しっかりとこのゲームをゼロでいく」という意思、そして池谷さんが言われたような中崎の気持ちの面を含めた起用だとは思うんですけど…。 野村:4点リードであと1イニング。セーブのつかない場面での中崎の登板。正直言いますと、他の投手は信頼がないということですからね。 野村:勝ち続けていって競った試合が続くと、勝ちパターンの投手(中崎ら)が常に出てくる状況になりますから、「何点差があればどの投手を使う」ということをやっていかないと、夏場になってくると中崎にしても大瀬良にしても疲れてきますし、はっきりいって今の内容からすると磐石ではないですからね。勝ちパターン以外の投手を使っていく勇気、そしてそれに応える投手陣も必要だと思います。 【9回表】2アウト時の解説 野村:中崎の事をずっと考えていたんですけど、4点あって(登板)という話をしましたが、中崎も大瀬良もベンチを外れてもらっては困る戦力ですよね。 野村:中崎はヒースのこともあって暫定的にクローザーとなっていますが、彼なりに色んな経験をしながらすごく頑張っている。でもあまりにも使いすぎて、ケガをしないという保障はないわけですから、他の投手はもっと頑張って信頼を勝ち取らないと。 ── 広島テレビ「プロ野球中継」(28日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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