伝説の“デッドボール詐欺”真相を初告白 元・広島東洋カープ 達川光男先生 |
当たってないのに当たったフリをしちゃった先生 達川:テレビでしっかり発表するのは今日が初めてです。 達川:「当たってないのに当たったフリをして、デッドボールになった回数は4回か5回」 達川:本当は当たったフリをしたくなかったですし、ホームランをドンドン打ったりしたかったんですよ。 達川:でもやらざるを得なかったんです。 長内デッドボール事件 達川:僕をレギュラーに抜擢してくれたのが古葉竹識さん。カープを初優勝に導いた方で、勝つ事にすごい執念を燃やされている人だったんですけど、とある試合中にこんな事件を目撃してしまいました。 達川:中日との試合、満塁の場面で長内が代打で出たんですけど、膝下にボールがかすったんですね。 達川:実際に当たっていて、押し出しで1点というところなんですけど、長内はアピールせずにそのまま立っていたんです。 達川:そしたら、デッドボールと宣告されなかったんですよ。 達川:挙句の果てに長内は三振。古葉監督はベンチに帰って来た長内に「なんでもっと当たったとアピールしないんだ」と怒り、即刻2軍行きを命じました。 達川:この様子をベンチで見ていた僕はこう思いました。 達川:「プロでは当たったとアピールしないとダメなんだ」 達川:高校とかアマチュア時代はアピールしてはダメだったんです。 達川:それからの僕は当たったか当たってないかという微妙なプレーに対しては「とりあえず全て当たったとアピールしよう」と思いました。 達川:それを続けていたら「グラウンドの詐欺師」のように言われるようになりました。 「プロ野球珍プレー好プレー大賞」をきっかけに審判からのマークが厳しくなる 達川:ある試合で僕のスネにボールが当たりました。当然、デッドボールだと思って一塁に向かったんですけど、審判からは「ダメ!ダメ!どうせ当たったフリでしょ?」 達川:血が噴き出ていても「練習の時の傷でしょ?」 達川:オオカミ少年扱いされてしまうようになったんですね。 達川:教訓は「良いことも悪いこともプラマイゼロ」 達川:神様はよくご覧になってますよ。悪いことをして儲けてもダメだということですよ。 全国の野球少年にメッセージ 達川:当たってないのに当たったフリをする印象がすっかり定着した僕ですが、現役引退後は広島カープはもちろん、中日、阪神、ソフトバンクで監督やコーチのオファーをたくさん頂きました。 達川:ダイエーホークスの監督だった王さんからもお誘いがありました。 達川:皆さんに伝えたい教訓は「一生懸命にプレーしていれば、いつか誰かが認めてくれる」 達川:プロでは15年の現役生活でリーグ優勝3回、日本一1回。 達川:僕のキャッチャーとしての能力を敵ながら評価くれる人がいました。 達川:「辛抱する木に金がなる。正直の頭に神宿る」 達川:一生懸命やっていればいつか誰かが認めてくれるので、一生懸命無くして人生は無いということでございます。 ── 広島ホームテレビ「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(22日放送) |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など
コメント