| 3連覇と日本一へ 會澤 新選手会長 |
會澤：一人で何もかもするのではなくて、いろんな人に助けてもらって、いろんな話をして、いいチームにしていくのが選手会長だと思います。   セ・リーグ連覇を決めた日の夜、會澤選手は選手会長就任前からチームを引っ張る役割を任されていました。  會澤：（あいさつを任されたのは）選手会長をやるのかなと。すんなりやれたというか、“しんどいな”ってことも、これからだと思います。   會澤選手にとって昨シーズンは、正捕手を目指す上でステップアップのシーズンとなりました。 持ち味の打撃ではプロ初となる2回のサヨナラヒットをマークし、最多の106試合に出場。さらにレギュラーの証ともいえるベストナインに初めて選ばれました。  充実した1年に見えますが、数多くの試合に出場したことで自分のプレーを見つめなおす時間が増えました。 會澤：勝った試合でも反省しないといけないですし、それが僕らの職業というか仕事だと思っているので。特に捕手は。  會澤：まだまだ試合に出たい気持ちもありますし、まだまだアピールしないといけない立場なので、そこはもっと向上心を持ってやっていきたいと思います。    守備が課題と言われてきた會澤選手が、リード面で手応えをつかんだ試合がありました。 8月の巨人戦。3年目の薮田投手をリードし、１対０の完封勝利に導きました。  終盤、ランナーを出した場面で、その日良かったというカットボールを決め球に使用。バッテリーを組む投手と意思疎通を図り、配球を組み立てる大切さを改めて感じました。  會澤：１対０という緊張した中で出来たということもそうですし、巨人打線を0点に抑えたという。しかも、薮田1人で出来たのは良い経験になりましたし、そう経験出来る事ではないと思います。    會澤：あの日はカットボールが（いい意味で）微妙に違っていたんですよ。  會澤：だから「この球を軸にしていこうか」と話はしていたと思います。  會澤：どうやって打ち取っていくかということを話し合いながらできた試合かなと思います。  選手会長としてチームの顔にもなる會澤選手ですが、超えなければならない壁があります。 今年39歳になるベテランの石原選手です。経験がものをいうポジションなだけに、トータルではまだ実力の差があるといいます。  會澤：やっぱり一番は経験ですよ。捕手は。  會澤：もっと石原さんからは吸収できるものは吸収したいですし、分からないことがあれば話をさせてもらっています。   會澤：もっともっと僕がうまくなるためには、見て盗んで聞いて盗んでをしないといけないと思います。   広島は今年、球団史上初のリーグ3連覇、そして34年ぶりの日本一を目指します。  會澤選手は、一選手としてさらなる飛躍を誓うと共に、チームの結束をさらに強めるため、選手会長の役割もしっかりと担いたいと語ります。 會澤：全てにおいてレベルアップしないといけない年かなと思います。  會澤：チーム力というか、団結力というか、一番はそこだと思っているので。  會澤：プレッシャーはあると思うんですけど、プレッシャーに打ち勝って、一人の力ではなく、みんなの力で頑張っていきたいです。    ── NHK広島放送局「お好みワイドひろしま」（10日放送）より |
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