石井琢朗 新打撃コーチ 変革をもたらす秋 |
今季、リーグ5位のチーム打率.246に終わったカープ打線。ここ一番で打てない試合が相次ぎ、Bクラス低迷の一因となった。 そんな打線の再建を託されたのがプロ野球歴代11位となる通算2432安打を放ったヒットメーカー・石井琢朗コーチ。 石井コーチ:選手にキャンプに入る前に言ったんですけど「とにかく球際に強い選手になろう」と。 石井コーチ:ここ一番で強い打者、球際に強い打者になってくれればいいなと僕自身考えています。 得点力不足解消へ。石井コーチが課したのは”振る力”をつけること。朝9時の素振りに始まり、夜間練習まで選手達はスイング漬けの日々を送っている。 ユニークなのは独特の練習法。毎朝の日課となっている素振りでは、選手達がフェンスギリギリに立ち、バットを振り下ろす形でスイングを行っている。 石井コーチ:縦振りをすることによって、自然に後ろの肘が畳まれて入ってこないと振れないですし。 石井コーチ:縦に振ることによって、地面に対してヒザや腰が平行に回転できるんで。 午後からも石井流。ティーバッティングでは文字を書かれたボールを打ち、最後までしっかりと見極めさせている。 安部:しっかり長くボールを見る事で、追い込まれた時とかを想定しながら長くボールを見られる練習にもなるので。すごく練習になっています。 さらにこちらの特注バット。細く長いバットを使う意図とは。 石井コーチ:ボールのミートポイント。確実に当たらないとしっかり飛ばないというところと、(バットが)長くて先が細いので、スイングスピード、ヘッドスピードを効かせるという意味合いの練習ですね。 ハードなメニューを課す一方で、明確な意図を持ち、飽きさせない工夫もしている石井コーチ。そこにはもう一つの狙いがあるという。 石井コーチ:今はメニューとして与えているんですけど、選手が一人になった時や自分で練習する時に、色んなやり方が身に付くと思うので、そういうところで考える力であったり工夫する力が身に付けばいいというのもあります。 石井コーチのもと、明らかな変革が起きているカープ打撃陣。来シーズンの巻き返しへ、さらなる鍛錬が続いていく。 石井コーチ:タレントはそろっていると思うので、うまく僕らがプロデュースしていければいいかなと。どうプロデュースしていくかが僕らの使命だと思ってますので。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(8日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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