新井貴浩 逆転Vへの強き心 |
逆転優勝が簡単ではないことは選手も承知。ここから奇跡を起こすにはチームとしての勢いが必要です。その勢いをもたらすことのできる、ワンプレーで流れを変えられる選手を山内さんが直撃しました。 新井貴浩 この男の一振りは球場の雰囲気を一変させる力を持っています。 山内:9月、終盤になって争っている中で目指すところというのは? 新井:やはり数字的には厳しいと言われてますけど、まだ可能性があるわけですから一番上を目指してやっています。 優勝への思い 山内:新井自身の優勝への思いと言うのは? 新井:何をしてでもいいから優勝したいですね(笑)どんなことしてでも優勝できるなら優勝したい。それぐらい強く思っています。 優勝のために必要なこと 山内:優勝を勝ち取るために今後何が必要になってくる? 新井:こういう状況なので、形や内容ではなく、とにかくどんな形でも勝てばいい。どんな形でもいいからヒットを打てばいい。極端に言ったら何をしてでも勝てばいい時期だと思いますね。 けしてかっこいい形でなくても、泥臭くても、勝利への執念をなくすことはない。 新井の懸命な姿はファンにもチームメイトにも伝わっています。 10日の試合でも終盤に新井が同点打を放つと球場の雰囲気は一変。一気にカープのムードとなり逆転勝ちをおさめました。 山内:新井が打てば球場が非常に盛り上がると俺は感じてる。そのあたりは伝わってますか? 新井:たくさん伝わってますね。打った後にベンチを見ても皆喜んでくれてますし、球場も盛り上がってくれてるなと感じますんで、そういうケースをたくさん作らないといけないなと思います。 流れを変える意識 山内:自分の中で「流れを変えてやろう」だとか、そういう意識はある? 新井:変えられればいいなと思いながらやっているんですけど、色んな事を考えてやると、経験上ではあまり良い結果になったことはないので。無心というか、無我夢中で、結果的にそれが流れを変える一打になればいいかなと。 自らが誰よりもチームに勢いをつけられる存在だということは、新井自身も分かっています。一軍登録野手の中で最年長、チームを支えるという強い思いが新井にはあります。 山内:ベテランとしての意識、役割については? 新井:自分は最後の最後まで可能性がある限り諦めていないですし、でも正直ちょっと弱気になったり、くじけそうになったり弱い気持ちが出る時もあるんですけど、絶対そういうところは見せちゃいけないと思ってやってます。 新井:食らいついている。もがいている姿を出さないといけないと思っています。 どんなに厳しい状況になろうとも可能性がゼロにならない限り、新井は全力で戦い続けます。 新井:絶対に諦めない。最後の最後まで、またその最後まで諦めずに食らいついていきたいと思ってます。 ── テレビ新広島「全力応援 スポーツLOVERS」(12日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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