手術受けたベテラン左腕 現役へのこだわり | |
静岡・伊豆市 10日 手術から1月半。左腕のトレーニングが始まっていました。 久本:持久で追い込むような感じですね。地味にきついです。 スポーツトレーナーの立林聡さん。 この静岡での自主トレーニングは13年前に二人で始めました。 立林さん(以下:立林):(久本投手は)普通のお兄ちゃん。いい意味で全然気さくな人ですし、謙虚な方。出会った時から13年たっても全然変わらないです。 各選手、自分の課題に応じたトレーニングメニューを行います。 立林:(久本投手は)心肺機能とか筋肉の持久性の向上を、循環機能を刺激しながらやってもらってます。 立林:大目標は40過ぎて1軍でプレーすることです。 菊池:一緒に自主トレ始めた時は、ちょっと驚かされましたね。こんなに(練習)やるのかって。 靱帯の損傷や中日からの戦力外通告。久本投手はこれまで何度も苦難を乗り越えてきました。なぜここまで出来るのか。 久本:自分はみんなの代表として頑張りたいと思いますし、そういう言葉ももらってます。 理由の一つは社会人時代、河合楽器公式野球部の仲間への思いでした。 河合楽器に久本投手が入部した2001年。都市対抗野球大会で悲願の初優勝。しかし…。 河合楽器・佐和副社長(当時):公式野球部につきましては、平成13年11月末に休部。 会社の経営方針で野球部は休部。この年のドラフト会議、久本投手は同僚の山井投手と共に中日ドラゴンズから指名を受け、プロの世界に入りました。 久本:実際、河合楽器が休部になって、野球をやっているのは僕と中日ドラゴンズの山井だけなので、やっぱり(野球を)やりたくてもやれない人って居るし、そういう思いで本当にありがたくやっています。 新年を迎えた時、久本投手はファンと約束をしました。 久本:なんとかファンの方のために一軍のマウンドに帰ってきたいと思います。 ファン:復活待ってます。 久本:ありがとうございます。もし、マウンドに上がったら泣いてしまうかもしれないんで、みなさんハンカチを用意しておいてください(笑) そして…。 久本:自分が絶対に復活すると言ったんで、その気持ちでやってます。 ── RCCテレビ「RCCニュース6」(29日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | |
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