野村前監督があの場所で始めて語った なかったはずのこの1年 |
マツダスタジアム 今月12日 ── 野村監督とお呼びしそうになったんですが、野村さんでよろしいですか? 野村謙二郎(以下:野村):ハイ。 ── いつ以来ですか?このグラウンドに入られるのは 野村:最終戦以来ですね。 2014年を振り返り 野村:1番は優勝して、その上の日本一というところを…このチームで僕が預かっていた選手と共に(結果を)出せれば言う事はなかったんですけど、やりきったという満足感はあります。 辞任を申し入れた時のオーナーとの会話 野村:いやーそれは言えないですね。本当は言って皆さんに理解して頂きたいんですけども、あえてしゃべりたくないですし、ご想像にお任せします。 野村:ただ(オーナーと)色々な話をして、「もう1年やらせていただく」という契約を交わした時には、全く気持ち的には切り替えられる。そこには僕は自信を持っているところなので。 野村:自分が5年間見てきた選手。そして自分の野球を少しずつでもしてきてもらった選手と最高の結果を出す。その事しか考えてなかったです。 手帳 野村:作戦面で失敗することもたくさんあったと思うんですけども、そういった時、常に手帳にスコアをつけているんですけど、そこにイライラした時はなりふり構わず今の気持ちを書いて、パタンと閉じ込めて(気持ちを)切り替えると。 野村:手帳にはとてつもないことが書いてあります。紙が破けるぐらい。 外国人選手とのコミュニケーション 野村:英語がしゃべれるとよく言われますけど、ほとんど片言の英語です。自分の伝えられる範囲内での、野球の言葉は多いわけですからね。 野村:直接目を見て指導していくこと。僕の真剣度も伝わるでしょうし、向こうの表情を見ていると「あぁ、彼は今はあまり聞く耳を持ってないな」とか、逆にいっぱいいっぱいで、なんとか自分にアドバイスをくれないかなという人、ずっとグラウンドで選手を観察していると分かることなので、そうしたところで特にエルドレッドなんかとは接してきました。 最後に 野村:2014年は残念な結果に終わりましたけど、いい道筋、いい方向性は残せたと。ほんの小さなことかもしれませんが、そういうことに関しては全く後悔していません。 野村:逆にこれから新しい選手も入ってきて、チームがどんどん上昇していく球団であるために、成長を見たいという気持ちの方が強いですね。 Q.監督をまたやりたいですか? 野村:今は全くないですね。嫌だというよりも非常に楽しい思いとか、振り返ってみれば自分を成長させてもらって、良い経験もさせてもらったんですけど、今またやりたいかという質問になると「いやいやいやちょっと待ってください」となってしまうのが正直なところあります。 野村:ただ、野球は好きなので色んな事を色んな角度から勉強していきたいなとは思います。 ── テレビ新広島「TSSスーパーニュース年末SP」(27日放送)より |
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