鈴木誠也 「意識改革」躍進の2年目 |
── レギュラーシーズンも残り1試合となり、順位がかかった大事な試合となりますけど、今の心境は? 鈴木誠也:僕はそんなにプレッシャーも感じてないですし、感じてはいけないと思っているので、そういう意味もあって使ってもらってるのかなぁと。 ── プロ2年目、痺れる試合が続く中でプレッシャーを感じていると思っていましたが、そうではなく? 鈴木誠也:そうですね。感じてないです。 迷いなく言い切る若鯉に大きな期待を抱かずにはいられない。熾烈な順位争いの真っ只中で、現在4試合連続のスタメン出場。 1軍メンバー最年少・20歳の鈴木誠也は間違いなくチームの中心にいる。 鈴木誠也:楽しくできていますね。試合をプレッシャーがある中でできるというのは、本当にすごく良い経験をさせてもらっていると思ってるので、そういうのを無駄にしたくないですし、思い切って楽しくやろうと自分の中でも心がけてやっています。 鈴木誠也:こういう試合を経験させてもらっているというのは、しかも、スタメンで使ってもらってるというのはすごく良い経験になっていますね。 9月25日 その積極性が結果となったのは9月25日のヤクルト戦。 プレーボール直後の初球をライトスタンドに運び、プロ初ホームラン。この試合4安打を放ち、勝利に貢献した。 鈴木誠也:変に狙わず、しっかり力を抜いて、その次の打席でちょっと力みが出て「これじゃダメだ」と思って、切り替えた結果がああいう結果(4安打)になったので、それはすごく良かったなと思います。 ── 試合の中で感情を抑えて、頭の切り替えもできた? 鈴木誠也:できました。 ── それはスタメンを経験していかないと、なかなか実感できるものではないんですよね? 鈴木誠也:そうですね、しっかり切り替えるというか、ホームランのことは忘れて次の打席、次の打席と1打席1打席ちゃんと気持ちを切り替えてやれたんで。 鈴木誠也が見せる確かな成長。ここまで35試合に出場し、63打数22安打、打率.349。与えられたチャンスで着実に結果を残している。 この目覚しい活躍の影には転機となる出来事があった。 鈴木誠也:一番はケガをして野球に対する姿勢というか、自分の体のことに対して気を遣うというか、ケアをしっかりやるようになりました。 鈴木誠也:2軍のシーズンが始まる前に内野ゴロを打って、1塁を駆け抜けるときに右足の腿の裏を肉離れしたんですけど、やっぱりケア不足。 鈴木誠也:今まで全然ケアもしていなかったですし、ストレッチも全然やらなかったんで、「やっぱりそういうとこにくるんだな」と思って、活躍している選手は朝早く来てストレッチであったり、トレーニングであったりを毎日欠かさずやってて。 鈴木誠也:そういうのを見て、このくらいしないとケガもするし、活躍もできないんだなと思って「これじゃあ、まだ自分の考えは甘い」と思って、そこから色々と自分で考えるようになってきました。 10月1日 意識の高さはプレー全体の質も高めている。今週水曜日の阪神戦では見事なレーザービームを披露。本来は内野手ながらも外野でのポテンシャルの高さも見せた。 鈴木誠也:とにかく守れないとフル出場はできないと思っているので、内野もそうですし、外野でも、やっぱり守備はしっかりやっていきたいという思いが強いです。 鈴木誠也:ああいう送球をしっかり投げられるように、数多くしっかり、絶対にあの球が投げられるという、しっかり守備もやりたいですね。 最大限の準備で、最高のプレーを見せる。飛躍の2年目、一つ一つ積み重ねた経験を自信に変えて鈴木誠也は挑み続ける。 鈴木誠也:あまり結果も意識していないですし、今は成績もあまり意識していないんで。とにかくチームに貢献できるように何とか結果を出したいと思っています。 鈴木誠也:チームも絶対に勝って、日本シリーズに行って優勝するというのを目標にやっているので、何とかそれに貢献できればと一番いいかなと。何とか勝つという思いでやっていきます。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(5日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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