古田:こんにちは。 前田:よろしくお願いします。こんにちは。 古田:今日はよろしくお願いします。 -握手 古田:お疲れ様でした。どうも。この位置ですけどね。僕はこの位置でね、この位置(バッターボックス)入ってもらえますか?良いイメージしかないんじゃない?神宮球場は。だいぶ打ってますからね。ここの位置でね、前田見たらね。もう嫌だなぁって。 前田:いやいや。 古田:あーまた打たれるなって。 前田:ありがとうございます。こんな舞台を用意していただいて。 -2119安打の記録、記憶に残るあの忌わしき大ケガ、前田智徳、24年間の野球人生に古田敦也が迫った。
古田:実はね、我々はドラフトの同期(1989年)なんですよ。結構有名な選手いますよね。実は。 前田:すごい方ばっかりで。 古田:いの一番に言うと野茂英雄(近鉄ドラフト1位)、与田剛(中日1位)、潮崎哲也(西武1位)、広島でいうと佐々岡(1位)ね。大魔神・佐々木(大洋1位)も。そうそうたるドラフト1位がいて、オリックスはパンチ佐藤(1位)なんだけど。 前田:パンチさんね(笑)ある意味、ドラフト1位。 古田:ある意味ね。一番持っていった部分がある。あれだけすごい選手がいっぱいいる中で、あの人が話題を持っていったんですよ。 - 年齢こそ違うものの、二人は1989年のドラフト同期入団。熊本工業からドラフト4位で広島に入団した前田智徳。2年目にレギュラーの座をつかみ取った。 多くの野球人が天才と認めるバッティングセンスでヒットを積み重ねる。野球に対するストイックな姿勢。黙して語らず、男は求道者、侍と呼ばれた。 古田:修行僧みたいなイメージがあったと思うのね。あまり話もしないし、しかめっ面で打席に入って。 前田:考え事をしてましたよ。 古田:そういうイメージね。我々は敵(だったの)でね。我々は喋ったことないから、そういうイメージでやってるじゃないですか。打席入ってくる時もこういう顔してね。 前田:一応「こんちわ」ってやってたじゃないですか(笑) 古田:それはね。最後のほうだね。最初は全然無かったよ(笑)若いけどコイツあれやなぁと一目置いてた。 前田:ドキドキしてました。挨拶するのもヤバイと思いながら。 古田:だけどオールスターとかで一緒になると、前の方で同じチームの選手をヤジってたじゃない。あれで(他のチームの)皆が驚いてた。「前田すげえー喋るじゃん」 前田:結構ベンチでは味方をヤジってた。相手をヤジる事はしないんですけど。 古田:そんな感じだよね。からかってるというか、「おいおーい」とか。 前田:じっと座っとくのもですね。先輩方とシーンとしてるじゃないですか、オールスターって。団扇で(パタパタ)しながら。あの空気に耐えられなくて、前に出て喋ったりヤジったりするほうが落ち着いたんで。 古田:あの時はね。僕らにとっては衝撃的で、前田こんな喋んだーみたいな。 前田:現役終わったので、そういうのは気にしなくていいというのもあるんですけど、でもこういう機会があるので、誤解をといていかなくてはいけない。 (テレビ朝日「Get Sports」13日放送より) |
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