| 進化する切り込み隊長 田中広輔 |
10連勝を含む快進撃で首位スタート。カープは開幕ダッシュに見事に成功しました。 不動のトップバッター・田中広輔は、WBCから戻ると広角打法と高い出塁率でチームを引っ張っています。     田中広輔：本当に良い雰囲気で戦えています。  WBCからチームに戻ってきて感じた事 田中広輔：やっぱり広島のチームはいいなと感じましたね。 田中広輔：家族みたいで、みんな仲が良いですし、すごくやりやすい雰囲気があるので、戻ってきて本当にホッとしました。  今シーズン、田中の打球にははっきりとした傾向が見られます。昨日までの16安打のうち13本がセンターから逆方向に打っているのです。  田中広輔：我慢して逆方向に低い打球を打つ事を意識しながらやっています。  田中広輔：狙って打っているわけではないので、意識している分、打球が逆方向に行っているだけだと思います。  昨シーズン、田中は自己最多の154安打をマークしましたが、それでもさらなる高みを目指して反省を欠かしません。逆方向への打球もその一環です。  ── 具体的にはどのようなことを我慢されているんですか？ 田中広輔：強く振りたいとか、遠くに飛ばしたいという気持ちもあるんですけど、それで去年は失敗した部分もあったので、今はしっかり我慢して逆方向を意識しながらやっています。   今月7日のヤクルト戦、相次ぐ左投手に対してもその意識はハッキリしていました。  ファールの打球までが逆方向に集中していたのです。   そうなると内角への厳しい攻めが増えますが、田中はけして逃げません。    田中広輔：もちろん怖いですし、当たったら嫌だなと思うんですけど、それでも当たって塁に出た方がチームのためになりますし、出塁率も上がるので我慢しています。    カープのセンターラインと、打線の起点となる男・田中広輔は、開幕ダッシュをどこまでも力強く牽引しています。 田中広輔：まだ始まったばかりなので、一戦一戦大事に一生懸命戦っていきたいなと思います。  ── RCCテレビ「Eタウン・SPORTS」（15日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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