名野手がミスした謎 超一流打者の神ワザ |
広島 対 ソフトバンク、2軍の試合。 この時、打席に立っていたのは…平成ただ一人の三冠王・松中信彦。 (レフトへの大飛球。天谷が目測を見誤る。松中は三塁で憤死) 40歳を超えて全力で走る松中さんには心を打たれますが、注目するのはその直前。 こちらのプレーをキリトル。 珍プレーを起こした広島・天谷といえば、本来は名手として知られる選手。 特にホームラン性のあたりをフェンスに登って捕り、何度もチームを救ってきた。まさにフェンス際の魔術師。 そんな彼がなぜ?本人に聞いたところ。 天谷:左打者がライト方向に打つ打球では、なかなか無いもので、普通の左打者ならスライスして切れていくんですね。 天谷:やはり松中さんはすごい方なので、(打球が)そのまま伸びてきて、自分が思った逆のところにボールがきちゃった。 説明しよう。普通の左打者ならライト方向への打球は右向きの回転がかかる。そのため打球はファール方向に曲がっていく軌道を描く。しかし、三冠王の松中の場合、技術の高さで普通とは逆の回転をかけている。 そのため打球も通常とは逆、センター方向に曲がる軌道を描くのだ。 それをふまえて見てみよう。天谷は名手だからこそ、一瞬の判断力でボールが来ると予想した地点へ。しかし、三冠王・松中の特殊な打球は、名手・天谷の予想を超え、別の地点へ。 天谷:改めて松中さんの凄さを…(エラーを)やった後ですけど、やっぱ凄いんだなと。反省して思い返しながら「あんな打球はなかなか来ないよな」と思いながら。 名手・天谷、まさかの落球事件を解明すると三冠王・松中の超一流の打撃技術が分かった。 ── テレビ朝日「ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV」(7日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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