| 春季キャンプに挑む 41歳・新井貴浩を直撃 |
通算2178安打、カープのリーグ連覇に貢献し、不動の地位を築く新井貴浩。  20年目のシーズンを迎えてもガムシャラな取り組みは変わりません。この日南キャンプでも「調整」という言葉とは無縁な練習が続いています。  新井：ケガをしてはダメですからね。ケガをしないように、尚且つしっかりと追い込めるように。  新井：プロは厳しい世界ですし、次の日の事は分からないですから。今を大事にしながら一生懸命やるということですね。  華やかな栄光も挫折の日々も知るだけに、新井はたとえキャンプの1日にも全身全霊を注ぎます。 新井：先の事を考えても僕はいいことはないので。その日その日を「一日一生」じゃないですけど、精一杯走りぬくというスタンスでやっています。  一日一生、それはキャンプの練習にもあらわれています。41歳になっても若き日と同じようにランニングメニューとノックで下半身をイジメ抜くのです。   新井：しっかりランニング系のメニューはやらないと。基本ですからね。  ランニングメニューで体の土台を作れば、心は一層沸き立ちます。チームメイトやファンが背番号「25」のハートをゆさぶるのです。  新井：もちろん、たくさんの声援を頂いて感謝していますし、僕の心の支えといいますか、そういうたくさんの声援を受けて、それで僕の体は動いていると思っていますので。  若い選手が多いチームには活気もある。この2年で勝利の味も覚えた。だからこそベテランは、1か月間のキャンプでチームメイトに大事な魂を説くのです。 新井：いい選手が多いので、力はついてきていると思うんですけど、まだまだ自分達はチャレンジャーのつもりで、前に前に攻めていく気持ちを持たないといけないんじゃないでしょうかね。  41歳のチャレンジャーが先頭に立つ。だからこそカープは強い。春季キャンプの1か月間、選手達はこの背中を見て成長を遂げていくのです。   ── RCCテレビ「RCCニュース6」（15日放送）より |
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