| 不動の1番・田中広輔 来季は日本一＆タイトル |
── 今年はずっと1番打者として打線を牽引しましたね。 田中広輔：なんとかやりぬくことができました。  ── こだわった数字とかはありましたか？ 田中広輔：1番として出塁率と得点にはこだわっていました。  本人の言葉通り得点はリーグトップタイの102。  今シーズン、カープ不動の1番打者となった田中広輔。打率はリーグ20位の.265ですが、出塁率は.367とリーグ10位。  チームのために出塁にこだわり、死球数はリーグ1位。体を張ってチームに貢献しました。  田中広輔：自ら当たりにいく時もあったので、死球への恐怖心はなかったです。   死球も怖がらない強心臓の田中。しかし、25年ぶりのリーグ優勝を決めた試合で、最後の打球を処理した時の心境は…。  田中広輔：絶対にこっちに飛んで来ないでくれと思っていました。  ── 飛んできた瞬間はどう思いましたか？ 田中広輔：「最悪」と思いましたね（笑）  田中広輔：とりあえずグラブに入ってくれと思いながら捕りました。  そんな思いとは裏腹に、CSでは12打数10安打で打率.833。出塁率は.882と驚異的な数字を残し、指揮官からも「田中が神っていた」と言わせるほどの活躍で、チームの日本シリーズ進出に大きく貢献しました。    田中広輔：日本シリーズではなかなか打てなかった部分があるので、もう一度、土台作りではないですけど、基礎体力を鍛えたいなと思っています。  33年ぶりの日本一へ。先月行われた秋季キャンプでは、走攻守全てにおいて鍛え直すと自身を追い込んでいた田中。  なかでも今シーズンあと一歩届かなかったタイトル「盗塁王」獲得へは、強い意欲を示しています。  田中広輔：毎回、いいスタートをコンスタントに切れるように、あとは成功率を上げることを意識しながらやっていきたいなと思います。  カープ伝統の機動力野球。その象徴として歴代の1番打者が獲得してきた盗塁王のタイトル。  今シーズン、ヤクルト・山田との差は成功率。来シーズンの開幕までに課題を克服し、不動の1番打者としてリーグNo.1を目指します。  そして、その先にある目標はもちろん…。  田中広輔：日本一にはもう1度チャレンジしたいと思いますけど、その前に優勝しないと、そういうチャンスに辿り着けないので、しっかりセ・リーグ連覇をしたいと思います。  ── RCCテレビ「RCCニュース6」（6日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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