| 広島東洋カープの強さに迫る 新井貴浩選手にインタビュー |
中畑：まず優勝おめでとう。 新井：ありがとうございます。   今年のカープの強さについて 中畑：今季を振り返ってみて、なんでこんなにカープは強かったの？ 新井：（チーム全体の）一体感だと思います。  新井：僕と黒田さんは年齢が離れているんですけど、チームには若い選手が多く、みんな明るく素直な良い子ばかりなので、一体感があります。  中畑：新井が若い選手にイジられる役なのかな？ 中畑：さっき石原が言ってたんだけど「僕、新井さんに打撃を教わっているんですけど、全く上達しないんですよ」って、「お前それはないだろう」と思ったんだけど（笑）  中畑：そういう事をパッと言えるような空気を、意識して作ってる？ 新井：あんまり意識はしてないですね。僕はまだ精神年齢が若いので、（若手と）話をしていても会話のキャッチボールができるんですね。   新井：自分も楽しいですし、若い選手と食事とかに行ってワイワイお酒を飲むのもいいですし、あんまり自分自身に無理がないですね。 中畑：そういった黒田とは違った役割が、新井の役割なんじゃないかなという気はするんですけど。 新井：そうですね。でも黒田さんも結構、ベンチ裏で冗談とか言ったりしてますけどね。あんまり表には見せないんですけど。  新井：でも若い選手は明らかに、黒田さんに対する態度と、僕への態度が全然違いますね（笑）   若手との関係性 新井：やっぱり黒田さんはバリバリのメジャーリーガーなのに広島に帰って来られたので、みんな気を使っている部分があるんですけど、僕には同級生のような感じできます（笑）    中畑：でも嬉しいだろ？ 新井：嬉しいですね。たまに「もうちょっと気を使ってくれよ」と思う時もありますけど（笑）   優勝の瞬間 中畑：優勝した時に黒田と抱き合ってたでしょ。どんな言葉を交わしたの？ 新井：言葉にならなかったですね。黒田さんも抱き合った時に既に嗚咽状態だったので。  新井：僕もぐっと堪えていたんですけど、でも黒田さんを見つけて抱き合った瞬間に、黒田さんが「うっう…」と言葉にならなかったので、僕も…。  ＣＳでどちらの球団と戦うのが怖いか 中畑：聞きにくいんだけど、巨人とDeNA…。 新井：それ絶対聞くと思いました（笑）  新井：巨人は優勝経験がある選手がたくさんいますし、勝ち方を知っているというのがあります。短期決戦の難しさも身をもって分かっていると思いますし。  新井：逆にDeNAは、筒香を中心に若くて良い選手が多いので、勢いがすごくあると思うんですね。   新井：なのでどちらが来ても（怖いです）  中畑：ＯＫ！優等生の答えでした。ありがとな。  ── BS11「中畑清 熱血！スポーツ応援団」（3日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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