高卒4年目・覚醒の瞬間へ! 鈴木誠也 |
26日、新井が2000本安打を達成した試合で、手応えを掴んだ若武者がいます。 鈴木誠也です。 第1打席にレフトスタンドへアーチをかけると、第3打席にはスタンド中段にまで運ぶ完璧な一発。 潜在能力が高いと言われ続けてきた21歳が、その力を強烈に示しました。 その鈴木は、今月の半ば頃から新たな取り組み、打撃フォームの改造を行っています。 鈴木誠也:前で打ちたがろうとして、どんどん前に行くクセがあるので、とにかく右足の軸を残して、自分にボールを1個でも2個でも呼び込んで打つつもりではいます。 鈴木誠也:右足が7で、左足が3ぐらいの形の姿勢で捉えに行って、インパクトの時には全体重を左足に持っていくぐらいの勢いで打ちたいので、そういう意識でやっています。 シーズン始まったばかりでのフォーム改造、その決断に至ったのはある試合がきっかけでした。 4月9日の阪神戦、1試合で2本のフェンス直撃打を放ち活躍しましたが、甘い球をスタンドに運ぶことが出来ず、「悔しい感触が両手に残った」と鈴木は振り返ります。 鈴木誠也:あれはあれでいいんですけど、でも欲を言えば(スタンドに)入れたかったので。あそこは少し重心が左足に乗って打っている状態でした。 悔しさを力に変えて打撃フォーム修正に乗り出した結果、鈴木は今までにない感覚を手に入れました。1試合2発を放った翌日、110キロ台の緩いボールをしっかり捉え、超特大アーチを放ったのです。 鈴木誠也:体重がしっかり後ろに残っていたからこそ、あそこで打球が切れず、逆に戻ってくるような打球が打てたので。 鈴木誠也:あれはすごい今まで打ったことのない打球でした。練習の成果が少しずつ出てきていると思います。 思い立ったら即行動に移し、それを結果に結びつけてしまう底知れぬ能力。将来、チームの軸を担うであろう若鯉は、まだまだ試行錯誤を続けて高みを目指します。 鈴木誠也:全てにおいてまだまだだと思うので、一つも満足してないですね。(ヤクルトの)山田哲人さんを超えられるような選手になりたいと常に思っているので。 鈴木誠也:いつか分からないですけど、ファンの皆さんに驚いてもらえるような打撃、何も言わせないぐらいの打撃をしていきたいなと思います。 ── 広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」(1日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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