| エルドレッド チームのために全身全霊 |
2014年のホームランキング、ブラッド・エルドレッドの持ち味は長打力だけではありません。  全力でボールを追い、凡打でも全力で走る。その姿はカープファンの心をガッチリ掴んでいます。  全力プレーに込める思い  エルドレッド：自分にとって100％の力を出し切るのは難しい事ではないです。守備で全力を尽くして少しでも難しいプレーを成功させればチームの勝ちに繋がるので、100％の力を出し切っています。    去年は前半戦だけで29本のホームランを放ちましたが、後半は失速。  それだけにシーズンオフから打撃の安定感を増す事に時間を割いてきました。  目指したのはホームラン？打率？  エルドレッド：両方です。バットに良い当たりを残す事に集中しました。良い当たりをすればヒットになりますし、芯に当たればホームランになります。    エルドレッド：キャンプではバットに良い当たりを残すことを念頭におきました。  今年はキャンプでの故障や、夫人の出産と2度に渡りチームを離脱。去年ほどの活躍はできませんでした。  しかし、8月16日に1軍復帰を果たすと、持ち前のインパクトの大きなホームランが蘇ります。  復帰後に放った5本のホームランのうち4本は勝ち試合でのもの。やはりエルドレッドの一発には流れを変える力があったのです。  エルドレッドが長打を量産するのには裏付けもあります。タイミングの取り方を変えることでボールをしっかり見られるようになったのです。  エルドレッド：自分の打撃フォームは基本に忠実ではありません。構えた時に手が上にあり、状態が前のめりになるのでタメを作ろうと手の位置を下げてコンパクトに振っています。   エルドレッド：そうするとボールとの位置・タイミング・時間がとれるので、今のやり方は成功していると思います。  彼が望むのはホームラン数でも打率でもありません。ただひたすらにチームの勝利への貢献にこだわります。  ── チームの勝ちへの思いを教えてください。 エルドレッド：自分は若くないし、これまで個人成績は残しています。確かに個人成績も気になりますが、今は勝つ事が楽しい。   エルドレッド：悔しくて試合中にヘルメットやバットを投げることもあるが、野球にかける思いが強いので、自分のためだけでなくチームが楽しんで勝てるように頑張りたい。   首位まで4ゲーム差。しかし、カープを愛するエルドレッドはどこまでも諦めません。ノーサイドのホイッスルまで彼は全力プレーを誓います。  エルドレッド：本当にファンのサポートには感謝しています。ファンのためにもＣＳ進出は最低条件。ＣＳ圏内を目指してチームは全力で戦っているので、進出したら全て勝って皆さんと笑いたい。これからもサポートをお願いします。    ── プレーオフお願いします！ エルドレッド：ＯＫ！ワカリマシタ！ゼンシンゼンレイ（全身全霊）、マイニチ（毎日）！    ── RCCテレビ「Eタウン・SPORTS」（12日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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