緒方流・鍛錬の秋 「競争意識」「戦力の見極め」編 | |
競争意識 続いて見るのが競争意識。 緒方監督:こういうタイミングというのが、若手にとってはものすごいチャンスなことだと思うんですよね。まずその1軍で闘っている選手のレベルを直に感じて一緒にプレーすると。 緒方監督:そこの中で気付いて欲しいものがある。「自分にはまだここが足りない」「こうしなくちゃいけない」というところを若手に感じてもらいたい。 緒方監督:ベテラン選手はついて来てないんで。そういう中堅というか、経験のある選手が意識を持って自覚を持ってチームを引っ張るんだという思いを強く持って欲しいという意味合いもあります。 現時点では横一線を強調し、競争意識を煽る緒方監督。これまで出場に恵まれなかった選手にとっても、この秋季キャンプは絶好のアピールの場です。 なんとか指揮官の目に留まろうと若手の必死な声が活気に包まれました。 土生:アピールする立場なんで、どんどん声を出していかないと思ってやってます。 安部:気合を入れてやりました。声も出してアピールして頑張っていきます。 戦力の見極め 最後は戦力の見極め。 緒方監督:若い子を連れてきてるんで、そこらへんの選手一人一人の力というのをもう一度、自分の目で見て把握して、この短いキャンプ期間中でどれぐらい力をつけてくれるか。春に繋げれるものがあるかというところをしっかり見ていきたいと思います。 初日、最も報道陣の注目を集めたのがブルペンです。 緒方監督も重点的に見たいと語っていたブルペン。秋のキャンプでは異例とも言えるピッチャー17人全員がブルペン入りしました。今シーズン2軍で過ごした選手や育成選手を含む17人全員のボールを、監督自らの目で確かめました。 その中で気迫のこもったピッチングを行ったのが九里亜蓮。シーズン通して見えた課題克服の為と初日、いきなり100球越えとなる101玉の投げ込みを行いました。 その九里を球数で上回ったのが大瀬良大地。 当初予定していた50球では投げたりなかったと初日、投手陣最多の105球を投げ込みました。 また、このキャンプでは新たな球種「フォーク」にも挑戦している大瀬良。シーズン10勝をマークした右腕は既に来シーズンを見据えて準備を進めています。 大瀬良:春のキャンプの時もちょっと取り組んでたんですけど、今シーズンは使えなかったので。継続して少しずつ練習はしてたんですけど、来年からしっかり使えるようにと思って。ちゃんと取り組もうということで。 全体練習が終わったのは日も傾く午後4時過ぎ。 さらに午後7時からは若手選手達が夜間練習を行うなど、延べ11時間にも及んだ秋季キャンプ初日。緒方監督はこれからどんなチームを作っていくのか、熱き指揮官の手腕に注目です。 ── 広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」(2日放送)より | |
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