| ハーラートップタイ！ 2年目・岡田明丈の進化 |
プロ2年目の岡田明丈（23歳）  今シーズン、開幕ローテに名を連ねると、ここまでハーラートップタイ・プロ初完投勝利を含む7勝と、首位を独走するカープの勝ち頭の一人です。  岡田：自分だけの勝ちではないので、野手の方が頑張ってくれて、自分がたまたま抑えているだけです。 岡田：（ハーラートップタイは）うれしいですけど、感謝の方が大きいです。  控えめな言葉とはうらはらに、マウンドでは強気な投球で相手をねじ伏せ、ポーカーフェイスを崩しません。  しかし、ヒーローインタビューでは一転、はにかみながらの受け答えはファンの心をつかみました。  ── 今のお気持ちはいかがですか？ 岡田：…いい感じです！  ── 前回登板は4回6失点と悔しい登板となりました。そこからしっかりと修正してきましたね。 岡田：修正できました！  ── ヒーローインタビューには慣れましたか？ 岡田：慣れました！  岡田：聞かれたことはしっかりと返したいです！  成長と課題に向き合う2年目のシーズン。成長を見せるのが右打者に対する被打率です。 去年、2割9分9厘と3割近く打たれていた岡田投手ですが、今年は1割8分9厘に抑えています。  岡田：（持ち味が）ストレート系なので、力強い球を相手の体の近くにと意識しています。  岡田：（ポイントは）緩急ですかね。インコースに速い球を見せて、外に抜く（＝ゆるい球）ほうが打ち取りやすいですし。  ルーキーイヤーを終えた岡田はキャンプ中、フォームの改造に取り組みました。テイクバックで右肩を下げて勢いをつけていたフォームから、両肩を水平に保つように変更。  体のブレを抑え、制球力を上げる狙いでした。 その成果が一つの数字となって現れています。岡田が打たれたホームラン数はリーグ最少の「2」  強気のインコース攻めでも失投を減らし、7つの白星に繋げています。 その一方で課題も見えてきました。去年、2割2分8厘に抑えていた左打者に今年は3割5厘と打ち込まれています。  打線の援護をもらいながらもリードを守れず、マウンドを降りる試合もありました。 岡田：原因はいっぱいあると思うんですけど、毎回ゼロでと心がけていても、先頭打者を出してしまって、（投球の）リズムもあまりよくないというか。   岡田：（勝負所で気持ちは）力んでもいいんですけど、フォームを力まないようにするのが課題です。  ローテを任された投手が味わう敗戦の悔しさ。2年目の岡田にとって大きな糧となっています。 岡田：今までなかった事を、今年はすごく経験できていると思います。  岡田：こういう経験があるから、次にもっといいピッチングを求めていけるんじゃないかなと思います。  岡田：この場面は、今までこういうことがあったからこの投げ方がいいと、マウンドで考えることができますし。  日々たくましく成長する23歳の若鯉は、カープ投手陣の新たな柱となるべく進化を続けています。 岡田：先発ローテを1年間ずっと守って、長いイニングを投げて、勝ち星を積み重ねていけるように頑張りたいと思います。  ── 広島テレビ「進め！スポーツ元気丸」（2日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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