| 消極的？ 好調なカープを支える意外なヒミツ |
石井一：僕が選んだ今年の交流戦No.1ヒーローは広島・丸選手です。  石井一：丸選手は交流戦での打率と出塁率が全選手の中でトップなんですね。 石井一：この驚異的な成績なんですけども、隠された要因がこちら。 石井一：「4.46」  石井一：非常に消極的な数字です。 ── 消極的？でも丸選手は3打席連続のホームランとかもありましたよね。 石井一：ありましたけど、消極的な数字なんです！ かとぱん：つば九郎はこの数字の意味は分かります？ つば九郎：「かとぱんのたいしぼうりつ」  かとぱん：もっとありますから（苦笑）  石井一：これはこういう事なんです。 石井一：1打席で相手投手に投げさせた平均投球数です。  ── 4.46球という数字は多いんですか？ 石井一：多いです。平均は3球中盤なので、1球ぐらい多いです。 石井一：これだけ相手投手にボールを投げさせるということは、丸選手は選球眼が非常に良いという事なんです。ボールをしっかり見逃せる。 石井一：そして甘いボールは見逃さない。球数をしっかり投げさせた後に甘いボールを逃さず打つ。    石井一：1～2番の田中選手、菊池選手は結構積極的な打者なので、投手としてはこのまま早く終わらせたいと思うんですけど、消極的な丸選手はしっかりボールを選んで必ず甘いボールをヒットにすると。 石井一：ただ投げさせるだけではなく、ヒットも打たれると、すごくダメージが大きいですね。 ── なかなか打ってくれないのは投手としては嫌なんですか？ 石井一：「早く打ってくれよ」と思いますし、ただそこでアウトに出来ればいいんですけど、ヒットを打たれると、疲れるというか精神的にダメージがあるので。 ── 良い意味での消極的ということなんですね。 石井一：僕はネガティブなことは言わないので。 ── 大体4打席立つと20球投げさせるということなんですね。 石井一：そうですね。  ── フジテレビ「スポーツLIFE HERO’S」（18日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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