元カープ・中村憲選手 福山でセカンドキャリアをスタート! |
プロ入り8年目の秋、カープから戦力外通告を受けた中村憲選手。 去年11月、最後の望みをかけて合同トライアウトに挑みましたが、プロ球団からの誘いはありませんでした。 先週土曜日、福山市内のホテルに、赤ではなく真新しい紫のユニフォームに身を包んだ中村選手の姿がありました。 中村憲:どうですか?久しぶりにユニフォームを着たんですけど、慣れてくるでしょう。 この日は中村選手が加入した福山ローズファイターズのイベントに、目玉選手として参加しました。 中村憲:野球を続けたかったというのが一番にあるんですけど、その中で仕事というものも、しっかりやっていきたいと考えていたので、チームの方針と自分の考えがマッチしました。 「福山ローズファイターズ」は、福山市の有力企業10社が作った社会人野球チームで、仕事と野球の両立を目指しています。 選手は10社のうちのどこかの企業に就職。定時で働き、勤務時間外で練習をするのが条件です。 この日、披露されたのはチームを支援する自販機です。売り上げの一部がチームの活動費となります。 球団代表:広島東洋カープさんが立ち上がった頃の事を、私もおぼろげながらに覚えてますけど、ああいう機運に福山がなればいいなと思います。 球団代表:(中村くんは)やっぱりユニフォームを着ると違いますね。迫力がありますし、非常にバランスの良い体型ですし、たぶん活躍してくれると思います。 中村選手が就職したのはスーパーの「エブリイ」。15期連続で二桁増収を続ける業界でも注目のスーパーです。 エブリイ社長:何かに頑張ってきた方を積極的に採用させて頂いて、フィールドは違いますが、間違いなく小売業であったり、飲食業というフィールドでもご活躍いただけるだろうと思っています。 中村憲:ちょっと実感がわいたのと、久しぶりにユニフォームを着たので緊張しました。 ── ユニフォームを着ると違いますか? 中村憲:違いますね。ジャージーばっかだったので。 一週間後、尾道のしまなみ球場 この日は15人の選手が集まり、チームとして初の練習です。 監督:1年目からでも全国大会に行くんだという気持ちをしっかり持って、練習・試合に取り組んでもらいたいと思います。 監督の横井さんは三菱重工広島の選手として10年間活躍。その後、コーチを経て監督も3年間務めました。 監督:少し(ピッチを)あげてもいいよ。 まずは20分間走。自分のペースで走り、2分間休憩。これを3回繰り返す練習で、シーズン初めに心肺機能を強化するのが目的です。 選手の中には、この夏まで広島新庄高校で学生コーチを務めていたの飛谷君が、このチームのマネージャーとして加入していました。 中村憲:(持久走)こういうのは久々。きつい。 監督:楽しみに来ました。選手が動いてますけど、みんな目の輝きがいいなぁと感じています。 中村憲:食えへんなぁ。 ── 米しか進まん。 中村憲:進まんなぁ。 午後からは中村選手も打席に入りシートバッティング。「しばらく打っていない」と言いながら、そこは元プロ。快音を響かせ外野に打球を飛ばしていました。 本格的にチームとして全体練習がスタートするのは4月。週4日の練習が基本になるそうです。 監督:(中村選手の)動きは良かったです。もう少し動けないかなと思ったら動けるから。 中村憲:久しぶりにバッティングなりをやったので、新鮮な気持ちで楽しかったです。 中村憲:野球だけではないという方針には僕も興味がありましたし、その中でやってみたいなというか。しんどいとは思うんですけど、違った自分が出てくれば 中村憲:初めてのチームですし、みんなのチームワークで一つ一つ勝っていければと思います。 ── RCCテレビ「RCCニュース6」(20日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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