
【コラム】── 栗林が3連打を浴び、3連戦で2度目となる逆転サヨナラ負けの危機を迎えた9回、新井監督は今季初めてマウンドに向かった。新井監督は栗林に対して「お前で打たれたら本望だから、思い切って行こう」と勇気づけた。
結果、栗林はショートライナーからのダブルプレーに切って取り、6セーブ目を挙げた。
試合前には、不振にあえぐデビッドソンに迎コーチと共に“すり足打法”をアドバイス。デビッドソンは2安打を放ってチームの勝利に貢献した。
「チームは家族」と標榜するも、情に流されることもなく的確な采配を見せてきた新井政権。そこに秋山を長兄とする選手達が応えて結果を出してきたが、昨日の勝利は新井監督の力が特に大きかったのかもしれない。