
【コラム】── 基本的に新外国人選手の野手には100打席の猶予が与えられると言われている。
初めての日本での生活、初めての球場、初めて対戦する投手。適応(アジャスト)するには時間がかかる選手もいる。そもそも弱点のない打者はメジャーで活躍するであろうし、日本の球団が獲得することは現実的ではない。
デビッドソンは開幕直後のような「当たればホームラン」的な雰囲気は“なぜか”無くなってしまったが、いまだに本塁打数と打点はリーグ上位。現時点では他の選手もデビッドソンと同程度にしかチームに貢献できていないとも解釈できる。
2021年の助っ人、ケビン・クロンには出場42試合で計137打席が与えられた。デビッドソンは4月19日の時点で出場15試合で計52打席。現在、チーム自体は極端に低迷しているわけでもなく、2軍のサードも即時1軍昇格可能なほどの結果を残している選手はいない。守備力は及第点であり、今は静かに見守るべき時ではないか。デビッドソンも自身の長所を見失わずに頑張ってほしい。
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