栗原健太 再起の秋 |
午前7時半。カープの大野練習場で栗原健太の1日が始まりました。 かつて赤ヘルの主砲として名声を博した男。しかし、今季限りでカープを退団し、新たな移籍先を目指す決断をしました。 持ち前の長打力で活躍した栗原。4年連続でホームラン20本以上放つなど、主軸打者としてチームの低迷期を支えました。 しかし、3年前に右肘を手術。その後も痛みとの戦いが続きました。 去年からは2シーズン続けて1軍での出場機会がありませんでした。 球団のはからいで、通い慣れた場所での練習が続きます。 退団が決まった後、初めてテレビカメラの前で心境を語ってくれました。 栗原:とにかく前に進むだけというか、まだ分からないんですけど、ある意味吹っ切れている部分は自分の中ではあります。 2軍でのシーズン終了後、球団と家族と話し合い、悩み抜いた末の決断。それが新天地を求め、カープのユニフォームを脱ぐ事に。 栗原:一番は試合に出たいという素直な気持ちがすごくあったので…もちろんカープで出るのが一番良いんでしょうけど、なかなか現状のメンバーでは なかなかアレなのかなと。 新天地での再起を期す栗原。ここ数年、悩まされてきた右肘の状態も徐々に良くなり、以前の感覚に戻りつつあるといいます。 栗原:いろいろ試しながらやっていて、その中で「今のいい」というのが増えてきているので、「感じはいい」という手応えを感じてます。 今後も広島でトレーニングを続けるという栗原。他球団との交渉は来月10日のトライアウト後になりますが、カープファンへの感謝は忘れません。 栗原:打席に立つと、すごく声援を頂いたので、ほんとありがたいし、元気を貰いました。とにかくチームに貢献したいと思ってやってきて、これからもそういう気持ちでやっていくと思うので、試合に出たい、レギュラーをとりたいなという感じです。 失った輝きを取り戻そうと立ち上がった男。ここまで励まし 応援してくれた広島のファンへの恩返しを胸に、バットを振り続けます。 ── 広島テレビ「テレビ派 1部」(16日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など