エース・前田健太 ~23年ぶりの優勝へ~ |
カープのエース・前田健太。おとといのスワローズ戦。9安打を許しながらも粘り強い投球で7回を1失点。ハーラートップタイに並ぶ8勝目を挙げました。 前田健太:自分が勝っていかないとチームは上位にいけないと思うので、それぐらいの責任感を持ってチームを引っ張っていきたいと思います。 今シーズンここまで14試合に登板、防御率でもトップと僅差の2位につけています。 翌日、本人を直撃。ここまでの成績を振り返ってもらいました。 前田健太:よくないですね。あんまり僕としては満足してない。もうちょっと抑えられたらなという場面もいっぱいあったので、納得のいく数字ではないですね。 今シーズンも開幕からエースとして君臨。チームを勝利に導くものの、4月には右ひじの張りで緊急降板。また、6月には左わき腹痛で登板を回避。この時、チームは屈辱の9連敗を喫しました。 前田健太:自分が投げれない状況と、チームの状態が悪いのが重なり、見ていることしかできなかったので、その辺が一番悔しかったですね。 自身の成績のみならず、チームの成績も背負うのがエースの宿命。復帰後は貫禄の自身3連勝。チームも前田の成績に呼応するように1まで減らした貯金を8まで戻しました。 前半の72試合を終えた時点で40勝32敗と12年ぶりの貯金ターン。入団8年目の前田にとっては初めての経験。今年のカープに今までと違うものを感じています。 カープの強さは「勢い」じゃない「力」 前田健太:勢いじゃないとすごく感じますね。9連敗した後に盛り返せるのは力だと思いますし、短期的にはあそこで勢いを失いましたけど、そのあと盛り返せるというのはチームの力だと思うので。 前田健太:その辺が変わったところじゃないですかね。 9連敗の後、今季初の6連勝。止まった勢いを再加速させる力を身につけたカープナイン。去年までに比べ、確実にチームとして成長を見せています。 そのきっかけとなったのが、去年初めて立った大舞台。CSで得た経験といいます。絶対に負けられない試合でチーム一丸。持てる力を発揮し、阪神に2連勝。CSファイナルへとコマを進めました。 前田健太:去年のCSに行って戦えたことが、今のチーム状況にあるんじゃないかと思います。 チーム力を向上させた初のCSでの激戦 前田健太:やはり自信にもなりましたし、あの舞台でもう一度やりたいという思いと、優勝したいという思いが絶対強くなったと思うので、今までは正直いって現実味がなかったというのが一番だったと思います。 前田健太:優勝したいという思いはみんなあったとは思うんですけど、毎回4位だったり5位で終わってると現実味が無かったので。そこで去年CSに出て、やっと優勝という目標が現実的になったという部分があると思います。 数々のタイトルを獲得し、球史にその名を刻んできた前田健太。なによりも手にしたい栄冠。それは優勝の二文字。現実味を帯びてきた歓喜の瞬間へエースは白星を積み重ねていきます。 ── 広島テレビ「進め!スポーツ元気丸」(6日放送) |
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