廣瀬純 チーム支える男の思い |
── カープ選手の中でベストファーザー賞に選ばれましたが!? 廣瀬:選ばれたんですか? ── これ僕が勝手に言っちゃってるんで…。 廣瀬:勝手ですね。 廣瀬:(長男は)打てばニコニコしてますけど、負けるとやっぱり…。言われますよね。思いっきり広島弁で「なんであのボールに手を出すん」とか。「なんでなん?」みたいな。ザクッときますけどね。 ゴールデンウィーク、スタジアムが赤く染まるこの時期。かつてのカープはこう表現された。 カープは鯉のぼりの季節まで… しかし、そんなフレーズも今は昔。快進撃が続くチームを現在、一軍最年長の男はどう見ているのであろうか。 廣瀬:客観的に見ても投手陣が頑張っている。それが一番の(好調の)要因だと思います。 廣瀬:先発陣も頑張っていますし、特に中継ぎ陣が、リードを保ったまま、試合を終わらせてくれるので、7・8・9回に何とか点差をつけて、リードした場面で迎えれば、何とかなるという雰囲気がありますので。 百戦錬磨のベテランが感じる確かな手応え。それは目に見えない部分にも現れているという。 廣瀬:勝っている事に対して、みんな慢心もしてないですし、いたって普通にやっているところがみんなすごいなと思います。 廣瀬:キャンプからそうですけど、”試合の流れを考えて”という言葉をよく聞いていたので、みんなが試合の中で”ココだ”というところを意識してやっているのではないかなと。 廣瀬:ここぞという時に1本出るとか、サヨナラホームランも多いですし、個人個人の試合に対しての集中力が、接戦では切れないと感じますね。 けして偶然ではない。たしかな成長に裏づけされた好成績。そんなチームにおいて廣瀬自身が意識していること。 廣瀬:与えられたポジションの中で、結果を出すことによって、若い選手にも”ちゃんと準備してるな”とか、そういうものを逆に見せられるから、どこで出るどうこうではなくて、何とかそこで結果を出すことで、若い選手たちに刺激になると思いますので。 常時出場とはいかないものの、左投手に対して打率.310、得点圏打率も高いアベレージを残している廣瀬。スタメンで出場した試合は脅威の9試合1敗だ。 さらに廣瀬の存在感は、試合に出ている時だけに留まらない。 廣瀬:仕草だとか雰囲気だとか、僕もスタメンで出ない時には客観的に試合の流れを見ながら気付いた事を言ってあげる。 廣瀬:試合に出なくても声をかけて、いいプレーだったら褒めて盛り上げるとか、試合に出ない時にも何とか力になりたいというのはありますので。 成長を遂げる若きチームと、それを支える経験豊富なベテラン。そこには鯉のぼりの季節までと言われたかつての姿は無い。 廣瀬:投手陣と野手陣一体となって、しっかりした戦いができているので、いい形でこの9連戦を戦い抜きたいと思いますので、GWたくさんの声援を待ってます! ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(4日放送) |
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