| 新井貴浩×松山竜平 |
最近の打撃状態は？ 新井：最近のご自身の状態はどうですか？ 松山：そうっすね。最近はあまりバットが出てこなかったなと。 新井：バットが出てこなかった！？それは自分でも原因は分かってる？ 松山：それは単純に疲れだと思います（笑） 新井：ですね！！！（笑） 過密日程での疲れ 新井：今年は開幕から特別なシーズンですし、連戦連戦というスケジュールの中で、この暑い夏場でもずっと出てましたよね？ 松山：自分は9連戦もずっと出ていましたね。 新井：ですよね。顔を真っ赤にして大量の汗を噴き出しながら頑張ってるなと思っていました。 松山：この8月だけで4キロぐらい落ちましたもん。 新井：ハッハッハ…これがちょうどいいという噂もありますが（笑） 松山：今がちょうどいいかもしれませんね（笑） 新井：これから絞れてきて、ガッと上がっていくという感じですかね。 疲れのもう一つの原因 松山：バッティングよりもファーストの守備の方が疲れます。 新井：ハッハッハ…ファーストの守備？どのようなところが疲れるんですか？ 松山：なんとかして止めてあげないと、すごく思うので。 松山：堂林がスローに自信がないところがあるので、しっかり捕ってあげなきゃとか思って、なんとかやっているんですけど。 新井：たぶん、ファーストって、皆さんが思っているよりも結構難しいですよね。 松山：難しいっす。 新井：ボールに関わる回数も多いですし、運動量的にも結構多くない？ 松山：結構多いと思います。内野ゴロ、全部一塁に戻って捕球に入らないといけないですし、バントとか、カバーとか…。 松山：いろいろなところで「キツイなぁ」と思いますね。 2017年、ファースト・松山の守備固めとして出場した新井さん 新井：私が現役の時、勝ちゲームの終盤、ファーストの松山先輩に代わって私が守備固めで出ましたからね。 新井：しかも、あなたは「当然ですよ」みたいな感じで代わってましたからね。 松山：そんなことないです（笑） 新井：試合が終わった時「新井さん、もうちょと早くスタンバイお願いします」って言ったじゃないですか。 松山：言ったことないですよ（笑） 新井：いやいやいや、よく言うね！！！ 出続ける大変さと調整法 新井：やっぱり出続ける大変さを改めて感じたのではないでしょうか。 松山：連戦で戦っていくうちに全く体が動かなくなるんですよね。こんなになるのか、というのが分かりました。 新井：引退する3年前、2015年かな。最初は調子良かったんだけど、夏場に全く体が動かなくなったので、自分は休まないといけないと思って、練習も軽めに切り上げてずっと休んでたんだけど、一向に状態は上がらなかったのね。 新井：その反省を踏まえた2016年は、夏場にしんどくなっても逆に練習の強度を上げたのね。 新井：ダッシュの量を増やして、ウエイトも週2回必ず入れて、量も増やしたら、やっている時はしんどかったけど体は動いてくれた。 新井：松山選手も私と一緒で大きな体をしているじゃないですか、大きな体をしている選手は休むのも大切だけど、場合によってはしんどい時でもさらに練習の負荷を上げたら体のキレが維持できるかもしれない。 新井：個人差はあるから一概には言えないけど、試してみても面白いかなと思いますね。 松山：僕もただ休むだけではダメだなと思っていたので、ちょっと振る量とかは増やしてみてはいます。 松山：結果も出ていなかったので、強く振ろうと思って今やっています。 後輩に送る熱い励まし 新井：1ヵ月前ぐらいまではコンスタントに打っていたけど、ここ3～4カードぐらいですかね？思うようにいかなくなったのは。 松山：そうですね。 新井：ハッキリ言ってそういう時はありますからね。 新井：ただ、ヒットやホームランを打つだけが貢献ではないと私は思うので、そのあたりにポイントを置いて、自分を苦しめる方に持っていくのではなくて、発想を転換する。 新井：相手は松山選手が怖いわけですから、相手に球数を投げさせるとか、そういった工夫があってもいいんじやないかなと思いますね。 新井：結果が出ていない時は結果が欲しくなるじゃないですか、そこをグッと我慢して、今の自分の状態で出来ること、チームに貢献できることを考えたら楽になると思いますね。 ── RCCテレビ「イマナマ！」（24日放送）［月～金14:55］より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び要約・意訳 |
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コメント
カープファン
新井さんと約束の「アンパンチ」いい場面で見られるように、松山選手の活躍を応援します❗
2020/08/25
匿名
2020/08/25