
【カープ関連ニュース】── 政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は19日、新型コロナウイルス厚生労働省対策本部クラスター対策班が分析した内容に基づき、検討した結果をまとめた見解を発表。プロ野球ファンが注目する大規模イベント等の取扱いについても提言がなされた。
専門家会議の見解としては、現時点では日本で急激な感染拡大を占める状況は認められていない状況ながら、欧州や米国などの諸外国では新規感染者数が急増しており、日本でも気付かれないうちに市中感染が広まる事で爆発的に患者が急増する「オーバーシュート」となることを懸念。
このオーバーシュートが生じた場合は、欧州でも見られるように、医療提供体制が崩壊状態に陥り、この感染症のみならず、通常であれば救済できる生命を救済できなくなるという事態に陥る可能性がある。
専門家会議は、これまで明らかになったデータから、集団感染が確認された場に共通する事象について「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声」の3つの条件が同時に重なった場であるとし、この3つの条件が同時に重なった場における活動の抑制が重要だとしている。
上記を踏まえた上で、大規模イベント等の取扱いについては「引き続き、主催者がリスクを判断して慎重な対応が求められる」という提言がなされた。
── SOURCE:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
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