中村恭平×山内泰幸 |
山内:ようこそ「山内の部屋」へ。久しぶりですね。 中村恭:お久しぶりです(苦笑) プロ9年目の覚醒 山内:もう今や素晴らしい投球をされてますけど、好調の要因は? 中村恭:しっかり全部の球を腕を振れて投げられているということと、今は腹をくくっているので。 中村恭:毎試合これが最後だと思っていますし、自分で弱気になって投げたら悔いが残るなという思いで、カウントが悪くなっても腕を振るようにして投げています。 ストレートの勢い 山内:ストレートにすごい勢いが出ているけど、それはコントロールに不安がなくなったから? 中村恭:やることをシンプルにして、その動きだけをやるという感じで。 中村恭:シーズン序盤は足を上げていたんですけど、足を上げるという無駄な時間が出来るので。 中村恭:より強く投げようというときに無駄な動きをしたら力んで上体が倒れたりしたので、クイックで投げることで、そういう動きが出来ないようにしました。 中村恭:実際、試合の時にクイックで投げてもあまり球速が落ちなかったので、だったらクイックでシンプルに強くという感じで足を上げるのをやめました。 山内:なぜそこに到達出来たんでしょう。これまでの8年間があったから? 中村恭:中継ぎになって、ランナーを背負ったりとか、常にランナーを気にしないといけない状況が増えて、だったらもう全部クイックで投げればランナーを背負っても苦にはならないかなと。 中村恭:(これまでは)自分で色々と体を使いすぎちゃって、タイミングが合わなくなったりしていたので、それを逆に出来ないようにしようと。 山内:いいですね。僕はその考え方が大好きですね。 自己最速を更新する球速155キロ 山内:30歳で球速が上がるって、なかなかそんな選手はいないと思いますけど。 中村恭:投げた手応えはあったんですけど、いつもは153キロぐらいで止まっていたので「あ、155でた」って思いました。 中村恭:その時は追加点をあげたくない状況でしたし、良い打者が続いていたので、とりあえず全力で腕を振って行くしかないと吹っ切れて投げられました。 減らした球種 山内:去年はシュート、フォーク、カーブも使っていましたけど、今年はほとんど真っすぐとスライダーだね。 中村恭:いろいろな球種を使って抑えるというよりも、短いイニングなので出来るだけ力で押し切りたいというのが一つと。 中村恭:いろんな変化球を使おうとすると、準備の段階で練習していかないといけない球も増えるので、出来るだけ球種を絞って精度を上げて、強く入っていくという感じでやっています。 先発へのこだわり 中村恭:中継ぎの入り方と先発だと全然違うなと中継ぎになって思いました。 山内:中継ぎの方が力を発揮できる? 中村恭:僕的にはやっぱり中継ぎの方がやりやすいというか、先を考えなくていいので。 中村恭:目の前のアウトを3つとるだけと思うと全力を出しやすいです。 自身の好調について家族の反応 中村恭:「良かったね」とは言われますけど。(妻は)僕の出番が来たら毎試合ハラハラしてるみたいです。 山内:息子さんがもうすぐ2歳と。恭平もお父さんになったんだねぇ。どうですか家に帰った時は。 中村恭:(子供と)一緒にいると癒されます。遠征に行った時は寂しいですし。 山内:自分はどんなパパですか? 中村恭:僕は基本的に甘やかしますね。 山内:あまり怒らないと。 中村恭:全然怒らないです。嫌われたくないんで(笑) 中村恭:(息子は)奥さんにはモノを投げつけたりするみたいですけど、僕には全然してこないです。僕の方がたぶん優しいので(笑) 今季にかける思い 中村恭:1試合でも多くチームに貢献できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。 ── テレビ新広島「全力応援 スポーツLOVERS」(15日放送)より |
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