ヒーローインタビュー 《前田智徳》 |
── 前田選手、本当におめでとうございます。 前田:ありがとうございます。 ── 今のお気持ち、いかがですか? 前田:みんながすごい試合をしてくれたので、その事の方がびっくりしているんですけど、ベンチにいる後輩達は本当にすごいですね。ありがとうございます。 ── 少し前の事から振り返らせていただきます。2000安打まで残り3本で広島市民球場に戻って来られました。昨日はどんなお気持ちでプレーされていましたか? 前田:その前の試合がノーヒットで、予定では1本打つつもりだったんですけどね。私がチャンスで打てなくて負けてしまったということで、引きずってきてしまったんですけど、幸いにも移動日ではなくて試合があったので、そのまま試合に入ることが出来て、なんとか昨日2本打たせてもらいました。 前田:ただ、昨日も惜しいゲームだったので、できれば昨日も勝ちたかったですね。 ── 昨日2本打って残り1本、今日の報道陣の数、そしてファンの方がたくさんいらっしゃいました。どんなお気持ちで球場に入られましたか? 前田:個人の事で、ここまで取り上げてもらうのは自分としては非常に残念なこと。ここまでの戦いは非常に悔しいことばかりで、チームが良いシーズンを送れていない事に責任を感じています(声を震わせる) ── 前田さん、市民球場を見渡してみてください。前田選手の偉業達成をみんなにたくさんの人が見守ってくれました。 前田:ケガをしてチームの足を引っ張ってきましたけど、本当にこんな選手を応援していただいて…ありがとうございます(涙) ── 8回の第5打席、前田さんは9番目の打者でした。あそこにいる仲間達が繋いで繋いで前田さんに打席を回してくれました。打席に向かう時はどんなお気持ちでしたか? 前田:今日は嶋が逆転のホームランを打ってくれて、「これで勝ったな」と思って、もう回ってこないと思ってたんですけど(笑) 前田:みんな本当に…東出にアレックスに新井にね。みんなにありがとうございます。 ── そして打席に入られて、ライトに鋭い打球を飛ばしました。その打球を見ながら入っている時にどんな事を思っていましたか? 前田:最高の形で回してくれたので、ここで打たない訳にはいかないと。打てるシチュエーションはできているなと。信じて行きました。 ── チームメイトみんなの力、そして本当にたくさんのファンの方の後押し、素晴らしい2000本目になりましたね。 前田:そうですね。今日という日を一生忘れることはないです。ありがとうございます。 ── プロ生活17年、思い返すといろいろなことがあったと思います。改めて振り返ってみていかがですか? 前田:本当にたくさんの方に助けて頂いて、たくさんの方に迷惑をかけてきたんですけど、自分に出来る事はグラウンドで元気に精一杯走る事。 前田:とにかく走れるようになりたいと、出来る限りのトレーニングを精一杯してきて、ここまでくることができました。 前田:本当に「ありがたい」という、その気持ちだけです。 前田:その言葉しか自分には言えないですけど、本当にありがとうございました。 前田:こういうチャンスを与えてくれた球団やスタッフ、チームメイト、裏方の人、そして全てにおいて嫌な顔一つせずに支えてくれた家族。 前田:本当に心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 ── 今もずっとファンの方が前田さんに声援を送り続けてくれています。最後に今一度ファンの皆さんに一言よろしくお願いします。 前田:チームはここまで非常に苦しい戦いをしていますが、まだまだシーズンは1ヵ月以上残っています。 前田:選手は一つ一つコツコツとトレーニングを励んでやっています。 前田:一つの勝ちをファンの方にプレゼントすることによって、(現状)本当に申し訳ない気持ちはありますが、まだまだ強い気持ちを持って、選手一人一人が戦っていきたいと思います。 前田:ありがとうございました。 ── 今日のヒーローは見事、2000本安打を達成された前田智徳選手でした! ── 文字起こし「安芸の者がゆく」 |
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