| 骨折から1か月～逆境から得た宝物 鈴木誠也 いま何を思う |
9月18日、真っ赤に染まった甲子園。  鈴木誠也は歓喜の輪の中にいました。   右足首の骨折から1か月。試合に出られないジレンマ。    カープの若き4番は、必死にもがいています。  鈴木誠也：僕が抜けてからチームが勝ちだしたので、もう僕は要らないんじゃないかなと思って。   鈴木誠也は今、何を思うのでしょうか。  現在の足の状態 鈴木誠也：足の状態…。非常にいいと思います。 鈴木誠也：だいぶ歩けるようになってきて、力もちょっとずつ入れられるようになってきたので。   今はカープの大野練習場でリハビリを続けている鈴木誠也選手。自分でメニューを考えながら、出来る事を続けています。  鈴木誠也：違和感は常にありますね。  鈴木誠也：いきなり立ったりすると力が入らなかったり…歩きながらやっているとどんどん良くなってくるんですけど。   鈴木誠也：自分の足ではないみたいな感じですね。  「自分の足じゃないみたい」 しかし、その表情に悲壮感はありません。 鈴木誠也：（野球が）出来ないっすもん（笑）  鈴木誠也：動かないんでしょうがないし、いまは一ファンとして、いつも試合を見て応援して、なんか感動してます。    鈴木選手の口から意外な言葉が飛び出してきました。 「感動してます」 その真意とは。   鈴木誠也：今までそういう感情で見た事がなくて、野球を見るのであれば練習していたいというタイプだったんですけど。   鈴木誠也：本当に練習も出来なかったので、ちょっと違った感じで野球を見ていて、こんなに感動するんだとか。   鈴木誠也：ファンの気持ちになって見ていたら、自然と鳥肌も立ったり、なんかすごいなって。   鈴木誠也：試合を見ているだけで、僕も頑張ろうとと思えたりとか。  鈴木誠也：本当にそういう不思議な力っていうのがあるんだなって。  鈴木誠也：早くその場に戻りたいという気持ちは強くなりました。  ── 広島ホームテレビ「HOME Jステーション」（2日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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