【カープ】九里、ジョンソンのフォームを参考にした事でコントロールが劇的に安定「開幕ローテに割り込みたい」

2017/03/23

九里亜蓮

【カープ選手特集】── RCCテレビの番組「RCCニュース6」は23日、カープ・九里亜蓮投手の特集を放送。

先発ローテ入りにこだわる！
九里亜蓮投手、4つの変化

九里投手にインタビュー

九里：髪の毛大丈夫ですか？急いで来すぎて（笑）

── アイシュタイル（CM）の時と変わらないです。

九里：アイシュタイルは帽子かぶってますから！

── いよいよ4年目のシーズンが幕を開けようとしていますが、今のお気持ちは？

九里：今までは春のキャンプで、球数を多く投げ込みながら、投げる中で調整してきたんですけど、今年はそれを変えて、あまり投げ込まずにウエイトトレーニングやランニングに時間を費やしました。

九里：ここまで順調に来ていると思います。

九里亜蓮・4つの変化（1）
「投げ込み量」

例年、150球から200球を投げ込んでいた九里投手。しかし、今年は50球前後を基本に、多くても100球以下に減らしました。

九里：最初はちょっと自分の中で制御するのが難しかったんですけど、慣れてくればしっかりできたかなと。

4つの変化（2）
「フォームの改造」

九里投手は、ルーキーイヤーの開幕2戦目にプロ初勝利を挙げ、華々しくデビュー。しかし、去年は10試合に先発し、2勝2敗に終わりました。

そこで安定感を欠くフォームのバラつきを解消するため、去年の秋のキャンプからフォーム改造に乗り出しました。

九里：今までは足を後ろに引いていたんですけど、今は一塁側に少し動かす感じです。

九里：この場で動いているだけなので、上半身がブレないです。

実際のフォームを比較してみると一目瞭然。上半身のブレがなくなり安定した球を投げられる手応えを得たのです。

お手本にしたのはジョンソン投手。足の上げ方のイメージなど、色々なアドバイスをもらっています。

九里：今年はキャンプから真っすぐにこだわりを持ちながらやってきて、しっかりと指にかかった真っすぐが多くなってきましたし、変化球もリリースポイントの前で放せるボールが多くなってきたので、良い方向に向かいながら出来ていると思います。

実戦登板に入り、1軍では11イニングを投げわずか1失点。緒方監督も「キャンプで1番安定していた」と首脳陣の期待も高まっています。

九里：まだ確率の悪い部分も多々あるので、その辺りはブルペン、オープン戦、どんな形で投げれるかわからないですけど、しっかり修正できるようにやっていきたいと思います。

4つの変化（3）
「心の変化」

この日は黒田博樹さんによる始球式が行われ、選手全員が背番号「15」のユニフォームを着用しました。先発すれば常に完投を目指すという黒田さんが九里投手の目標です。

九里：最後、黒田さんにアドバイスされた言葉が印象に残っています。

九里：「お前は完璧を求めすぎだ」という言葉なんですけど、それを言われた時に気持ち的に楽になって。

九里：0で抑えないと1軍で生き残っていけないという気持ちが強すぎて、自分で自分の首を絞めてしまう部分もあったので、少し冷静になって打者が何を狙っているか、スイング的にどこが得意なのかとか。

九里：打者との駆け引きというか、冷静に考えられるようになりました。そういう精神面が変わったのかなと思います。