| 西川龍馬選手 レギュラー奪取へ |
西川選手は1年目の今年、主な出番は終盤での代打でした。62試合に出場して、打率は2割9分台をマーク。初球からどんどん振っていく積極性が光りました。  西川：1打席でしっかり結果を残そうと思っていたので、その準備を怠らずに、かつ積極的に行けたらなと心がけていました。   西川選手は一定の存在感を示した一方で、課題も見つかりました。体重が68kgしかなく、手応え十分な当たりも長打にならないと感じたのです。 そのうちの一打席が8月の巨人戦でした。代打で起用された西川選手は、抑えの澤村投手と対戦。狙いは150キロのストレート一本に絞っていました。   そのストレートをフルスイングしましたが、打球はフェンスの手前で失速。あと一伸びが足りませんでした。 西川：いい感じにとらえたんですけど、力不足かなという感じの打球でしたね。  そこで先月の秋のキャンプでは、体作りを第一に取り組みました。  食事の量を増やし、筋力トレーニングを行うと共にグラウンドでは連日の振り込み。体を徹底的にイジメぬきました。 （カゴの中のボールが空になってもトスバッティングをさせられ続ける西川） 西川：これもう永遠じゃないですか！  西川：終わり終わり終わり！！カゴ（の中にボール）ない！カゴないよ！！カゴないっす！もう！！  西川：ちょ、ちょ、ちょ、もう終わりましょう！！！  西川：まだ細いので、もうちょっと体重を増やして、もう一回りぐらいデカくなれば、外野で失速した打球が何個かは越えるかなと思います。   さらにどんなコースでも強い当たりを飛ばせるように、構えた時の足の幅を狭くすることにしました。 西川：足をついているところにそのまま置いて、その場で体の回転だけで打つというイメージです。   狭めた足の幅はおよそ30cm。これで体全体でスムーズに回転してバットを振れるようになり、インコースのボールを遠くに飛ばすことができるといいます。  西川：内もスムーズにさばけるというか、回転で打てると思うので、スタンスのことだけ広くなりすぎないように、それだけ意識してやっています。    2年目となる来シーズンは、長打も打てる打者となり今年以上に出場機会を増やしたいと意気込みます。  西川：積極的に振っていって、なおかつ長打も打てれば、打席数も増えてくると思うので。   西川：そこはしっかりこの冬でやることをやって、来年の春に向けて、また調整していきたいと思います。   ── NHK広島放送局「お好みワイドひろしま」（5日放送）より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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