復活ドキュメント 心を強く・大瀬良大地 (Page:2) | |
大瀬良:僕の場合は、田中将大さんとかダルビッシュさんと違って断裂はしていないので、そこまで酷くはない症状だったと思うんですけど。 大瀬良:キャンプの時の痛い感じというか、1回痛みが出たのを覚えているので、体も「(痛みが)出たら嫌だな」って自然に構えてしまいます。 リハビリ期間中、大瀬良には欠かさず行うことがあった。昼休憩の時間、大野練習場に駆けつけたカープファンのもとを決まって訪れたのだ。 カープ幼女:もう大丈夫ですか? 大瀬良:もう大丈夫です(笑) 大瀬良:やっぱりわざわざ自分の時間を使って来てくれているので、いろいろと声をかけてもらうこともあり、すごくうれしいです。 大瀬良:なかなか(ファンと)コミュニケーションをとる機会もないですし、せっかくの良い時間なので。 もちろん大瀬良は、ファンが自身に何を望んでいるかも理解している。期待に応えるため、苦しい練習に誰よりも全力で取り組んだ。 小川トレーナー:(大瀬良は)ものすごく真面目。キツイ時こそ、それ以上に超えてやるみたいな感じで。走るにしてもトレーニングにしても妥協はしないですね。 リハビリ中、努力の男はヒジのケアだけではなく自身の投球フォームを見直した。 上体が突っ込み、ヒジに負担のかかっていたフォームを修正。ケガの再発防止に取り組んだ。 大瀬良:上体が早く突っ込みすぎないように、左肩が前に体重移動していく中で、上体が前に出て行かないように修正しました。イメージの中では、上体を残しながら体重は前に移動していくような。 大瀬良:慣れていない事に取り組んでいく事は、最初は違和感もありましたし、なかなか思うように出来なかったんですけど、数をこなしてやっていきました。 2軍復帰戦 (6月2日) 大瀬良:(昨日は)いつもより早く寝ました。今日はとにかく無事に終われるように。それだけです。 やっと長いトンネルに一筋の光が差した。あの悔し涙を流した最終戦以来、239日ぶりの実戦登板。 結果は2回を投げ3失点。最高球速は139km/hと、大瀬良本来の投球にはほど遠かったが大きな一歩を踏み出した。 試合を終え 大瀬良:アクシデントなくマウンドを降りられたので、今日はそれだけでいいかなと。でも悔しかったですね。 大瀬良に笑顔が戻った。 大瀬良はこれまでの自身を「壁ばかりの野球人生」と表現する。しかし、どんなに辛くても、どんなに苦しくてもけして諦めなかった。 そんな大瀬良は、ある言葉と共に今回の壁を乗り越えようとしている。 大瀬良:去年のシーズンが終わってからマエケンさんにもらった言葉なんですけど、僕には心の弱さがあるから「もっと強い気持ちをもってやっていってほしい」という言葉をもらって。 大瀬良:2月にケガをしてしまって、悔しさとかもどかしさとか、申し訳なさとか、色々な気持ちがあったんですけど、あの言葉があったから自分を律してやってこれたかなという部分もあります。 25年ぶりの悲願に向けて、しっかり目に焼き付けてほしい。強くなって帰ってきた背番号「14」の姿を。 大瀬良:キャンプの時から皆さんの期待を裏切ってしまったと思うので、もう一度ゼロからのスタートという気持ちで、やっていきたいと思います。 ── RCCテレビ「Veryカープ!神スペシャル/カープが優勝する5つの理由」(16日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | |
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安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
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