“神ってる”首位・広島 快進撃のウラに打撃改革 (Page:2) | |
ここはプロ野球全試合のあらゆるデータを集めて分析する「データスタジアム」 算出されたデータを見ると「つなぐ意識」が顕著に表れた打者がいました。 データスタジアム・山田氏(以下、山田):2番を打っている菊池選手が、かなり特徴的です。 山田:もともと菊池選手というのは、レフト方向への打球が多いタイプの打者なんですけど、今年に限っていえば、ランナーが1塁にいる状況に限ってライト方向への打球がかなり増えています。 2番・菊池の1塁ランナーがいる時の打球方向の割合です。去年、右方向への打球はわずか15.2%だったのに対して、今年は52.3%と飛躍的に上がっています。 去年から打撃内容が大きく変化した菊池。ではこの「右方向を狙う」ことと「繋ぐ意識」は、どう関係しているのでしょうか。 見てほしいのはファーストの守備位置。1塁ランナーがいない時、セカンドとの間はこの広さ。 ランナーがいる時は牽制に備えてファーストが一塁ベース寄りに守るため、セカンドとの距離が広がります。 そこで右方向へ狙って打つ事でヒットになる確率が上がり、打線に繋がりが生まれるのです。 菊池:「なんとかランナーを進めよう」「次に繋げよう」という思いで毎日打席に立っています。 菊池:その事しか考えてないので、逆にリラックスできているんじゃないかなと思います。 出塁率の高い1番の田中広輔が塁に出ると、続く2番の菊池が右方向への「繋ぐ打撃」で田中を一気に三塁へと進めます。 そして3番の丸がタイムリー。 この場面に象徴されるように、今シーズンは打順が1番から始まるイニングでの得点率はセ・リーグトップ。 繋ぐ意識が広島打線を変えたのです。 菊池:キャンプでずっとやってきたことなので、それが出来ているから今の成績であったり、位置(首位)にいるんじゃないかなと思います。 ── テレビ朝日「報道ステーション」(14日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | |
1 | 2 |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
プロ野球・広島東洋カープに関連した情報等をお届けする個人ブログ。速報・話題・予想先発・2軍情報など