捲土重来を期す野村祐輔 |
エース・前田健太がメジャーリーグに挑戦。投手陣の再建を余儀なくされるチームにあって、首脳陣がキーマンに指名するのは野村祐輔投手です。 野村祐輔:マエケンさんがいなくなって寂しいですね。もう少し一緒にやって勉強させてもらいたかったんですけど。 野村祐輔:でも4年間、しっかり教えてもらったので、ここからは独り立ちじゃないですけど、やらなきゃいけないなと思っています。 野村投手は2012年に防御率1.98をマークして新人王。翌年は12勝をマークし、投手陣の軸に成長しましたが、昨シーズンは自己ワーストの5勝に終わりました。 今年は年明けから3週間に渡り、母校である明治大学のグラウンドでハードな自主トレを行ってきました。テーマは「体力強化」です。 トレーニングは負荷の大きさより、回数や継続性でジワジワと追い込んでいきます。地道な取り組みはシーズンの安定感に直結するものと確信しています。 野村祐輔:体を大きくするとかではなくて、強くするのが目的です。強くすることで強いパワーを出すわけではなく、強い体で今まで通り投げればボールも強くなると思うので。 今回の自主トレは、野村投手を大学時代から知る成瀬トレーナーと共に行います。 厳しいトレーニングを一目見ようと、大学の後輩で一昨年のオリックス・ドラフト1位、山崎福也投手も訪ねてきました。 毎日コツコツと追い込む練習に妥協はありません。昨シーズンは開幕から3勝を挙げたものの、後半の4ヶ月はわずか2勝。その反省が今回のトレーニングのポイントになっています。 野村祐輔:去年は、春先から自分では良い内容とは思っていなかったので…結果的には勝ち星が付きましたけど。 野村祐輔:例年5~6月あたりから体に疲れがくるので、疲れが来た時には、もっと悪くなるのではと思っていたので。それで練習メニューを変えたり、試行錯誤はしたんですけど、うまくいきませんでした。 そんな野村祐輔は2016年、従来のスライダーやシュート、カーブに加えてパワーカーブという球種に取り組んでいると報じられています。しかし、その真相は…。 野村祐輔:パワーカーブって言った事はないです。速いカーブと言っています(笑) 野村祐輔:もともと投げているカーブを速くしたって言ったら「パワーカーブ」って書かれていたので…(笑) 一つの球種を、曲がり方やスピードに至るまで自在にコントロールしたい。その発想は4年間共にプレーした前田健太から学んだものでした。 野村祐輔:マエケンさんがスライダーに細かい変化をつけていたので、僕は元々投げているカーブに加えて、ジョンソンのように速くて鋭く曲がるカーブを投げたいと思って。 精密機械と称される制球力の右腕は、あらゆる球種の操作性を高め、真の変幻自在でローテーションの中核を担います。 野村祐輔:まずは勝ち星ですね。勝ち星がつくということはチームが勝ったということなので、勝つことが一番大事だと思います。 ── 大学の恩師は14勝と言われてましたが。 野村祐輔:それを超えられるような成績を残せるように頑張りたいと思います。 ── RCCテレビ「Eタウン・SPORTS」(30日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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