’99~3球団競合・河内貴哉(34) 恩返し誓う 球団広報 |
河内:「すぽると」なんか選手の時に出たことないのに…(笑) 河内:まさか辞めてから出るとは思わなかったですね(笑) 河内貴哉、かつて広島のエースとして期待された男は、34歳にして新たなスタートを切った。 広島球団とマスコミの間に入り、マネージメントを行う球団広報。 河内:恩返しの気持ちを込めて、カープで働きたいという気持ちがすごくあったので、何でも引き受けようと思ってました。即答でしたね。 1999年に3球団競合の末、ドラフト1位でカープに入団。 1年目の5月には威力抜群のストレートを武器に初勝利を挙げた。 だが、その後はプロの壁にぶつかり、一軍と二軍を行ったり来たり。2008年には左肩を手術。翌年、戦力外通告を受けた。 しかし、球団は河内に対し、育成契約を提示。再起へのチャンスを与えた。 河内:実際、自分の中では「戦力外になるのかな」という気持ちが強かったんですけど、「復帰しろ」と球団に言って頂いて。 河内:リハビリの期間は、自分の人生の中でも人間的に成長させてくれた4年間だったと思いますし、この4年間があったからこそ、今後の人生にも、それが活かしていけるのではないかなと。 迎えた2012年、2904日ぶりに挙げた勝利は、リハビリが報われた瞬間だった。 河内:色んな人に支えられてここまで来れたので、本当にその人達の為にも、広島ファンの皆さんの為にも、球団の為にも、これからも一球一球思い切って投げて行きたいと思います。 しかし、かつての球威も戻らず去年、2度目の戦力外通告。 それでも球団は河内に再び手を差し伸べた。それが広報として働く道。 河内:自分の中では、カープで仕事をしたいという気持ちがかなり強かったので、カープから仕事を頂けたらいいなと思って待ってました。 恩返しの再スタート。目の前に広がるのは今までと間逆の景色。 同じく引退後、広報に就任した小松剛さんは、河内の人柄をこう語る。 小松広報:(河内氏は)選手の魅力を引き出してくれる人だと思うので、カープが強いチームになるように2人で力を合わせていきたいと思います。 そして同じプロの舞台で河内を間近で見てきた選手は。 福井:河内さんには現役の時からずっと可愛がってもらっていたというか、色々勉強になった部分もあると思うので。 福井:裏方に回って丸くなるのではなく、明るくいつも通りにやってほしいなと思います。 インタビュー当日、34歳の誕生日に口にした決意。 河内:歳はあまり関係ないんですけど、今はルーキーとしてカープに入団した時の気持ちに似ているなというか、広報としてはまだルーキーなので、一つ一つ頑張っていきたいと思います。 ── フジテレビ「LIVE2016ニュース&すぽると!」(10日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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