きょう契約更改 黒田博樹投手 記者会見 |
契約更改に臨む黒田投手 10分後 河内広報がエスコート サインについて 黒田:しました。 年俸について 黒田:すごく、想像以上に評価してもらいましたし、金額については球団の方に聞いてもらえればと思います。 評価された部分 黒田:成績だけではなくて、色々な部分で1年間チームにとってプラスになったと。自分ではそこまで出来たのかは分からないですけど、球団に言ってもらえたということは、1年間苦労しながらやって良かったかなと思います。 球団への要望 黒田:要望というか、来シーズンに向けたチームの補強というか、来シーズンに向けてチームがどういう方向に向かっていくか、色々話をさせてもらいました。 黒田:外国人は来てみないと分からない部分がありますけど、色々考えながらチームの編成をされているんで、間違いなく来シーズンも優勝を狙えるチームになれるんじゃないかなと。 マツダスタジアムについて 黒田:芝をはりかえたりして球場も少し新しくなると言われました。来年3月までこっちに来れないので、その前に色んな要望を言って、どういう感じになるかというのは聞いています。 マウンドについて 黒田:投手としてはマウンドが硬い方が良いので、そういう部分での要望ですね。 会見前にマウンドについて話し合う黒田投手 開幕投手への思い 黒田:全く考えてないですし、来年になってからじゃないですかね。 来季へのモチベーション 黒田:一つの事だけではないので、なかなかコレというのも自分の口から言うのは難しいですけど、色々な部分で1年間必死に戦ってきた中で、自分の中では燃え尽きた部分もあったんですけど。 黒田:来季に向けてモチベーションを探していく中で、探すということは「もう一度やりたい」「やらないといけない」という気持ちがあったんだなと。 現役続行を決断した理由 黒田:球団やファンの人に「まだやれる」ということを言ってもらって、それに応えないといけないというか、応えるのもプロとしての使命かなという気持ちと、若い選手から「来年もまたよろしくお願いします」と、社交辞令かもしれないですけど、そういうことを言ってもらってね。 黒田:なかなかね…そこで辞めるという決断は出来なかったと思います。 ── 前田健太投手と同時に抜けるとチームが厳しいという思いは黒田さんにはありましたか? 黒田:そこまで考える余裕はなかったです。まずは自分自身のモチベーションを探して、ファンの人からの「もう一度投げてほしい」という思いを耳にしてたんで。そちらの方が大きかったかなと思います。 サンフレッチェ優勝に思うこと ── サンフレッチェの優勝がかかった試合を観戦されていましたが、刺激を受けた部分はあったんでしょうか? 黒田:広島のスポーツチームが広島で優勝する瞬間を見るというのは、なかなか無い事ですし、刺激も受けました。たくさんの感動をもらったので、それも大きかったと思います。 今シーズンを振り返って 黒田:無我夢中で1年やってきましたし、常に次の登板はないかもしれないと思って、1試合1試合を大事に投げたので、しんどかったですけど、あっという間に終わったような感じでしたね。 印象に残ったこと 黒田:本拠地で初めて投げさせてもらった時の球場の雰囲気、声援というのは一番印象に残ってますね。 カープで投げる“一球の重み” 黒田:マツダスタジアムだけではなくて、どこの球場に行ってもカープファンの声援というのはすごくありがたかったですし、苦しくなったり気持ちが折れそうになった時にファンの声援というのは僕にとって大きかったなと。 黒田:そういう意味では普通に投げるのとは全然違いました。 黒田:帰ってきた以上は優勝したかったというのがあったので、そういう部分での無力感というのは感じましたけど、たくさんの人に声援をもらって、マウンドに上がれるという幸せな気持ちを味あわせてもらったので、本当に帰ってきて良かったです。 疲れや痛みの中、投げ続けた理由 黒田:ファンの人の後押しというか、そう簡単にはマウンドを降りられない、戦列を離れられないという気持ちはありました。 心だけでなく、体との相談も? 黒田:一番最初はそこが自分の中では重要でした。今シーズンも肩と足首で2度離脱して苦労したので、やはり契約する以上はそういう不安をなくして契約したいと思っていたので。 黒田:その中でアメリカで1ヶ月、体のメンテナンスをしながら考えてましたね。 不安はなし? 黒田:こればっかりはやってみないと分からない部分ですし、お約束できないのは申し訳ないんですけど、ただ、いつも言っているように、いつ壊れても良いんで、その気持ちだけは来シーズンも変わらないと思います。 「引退」の可能性はどれくらいあった? 黒田:シーズンが終わった瞬間に僕の中では終わりなんじゃないかなと思ってました。でも、好きなのかどうなのか分からないですけど、いくら引退を考えても、「やらないといけない」というのがあったんじゃないかなと。 あえて苦しい道を選んだ理由 黒田:周りの人の反応、チームメイトのことを考えても、やっぱりもう1年、そういうメンバーと戦いたいなと思いました。 黒田:来年41歳になるので、その年齢でマウンドに上がるのも簡単なことではないですし、そういう意味でもプレッシャーはありますけど、やっぱり最後はやらないといけないという部分が自分の中にあったんだと思います。 オフ中の課題 黒田:現役を続行すると決めてから、気持ちの部分でも しっかりと方向性を持って動き出せたので、しっかりいつもと変わらないトレーニングが出来ると思います。 トレーニングの予定 黒田:ロスに帰ると、ジムに通ってメジャー時代を含めてやっていたようなトレーニングになると思います。 キャンプへの合流時期 黒田:畝さんと話をしないといけないですけど、今年と同じぐらいの時期になると思いますね。 200勝まであと7勝 黒田:あまり200勝への思いがなかったので、引退が頭をよぎってましたけど、やると決めた以上は一つでも多く勝たないといけないですし、勝ちたいと思うので、それも一つのモチベーションになると思っています。 2000本まであと29本の新井 黒田:新井は大丈夫じゃないですか?(笑)間違いなく打つんじゃないですかね。 黒田:僕自身は自分の中で精一杯やって、それが199勝で終わろうと僕の中ではスッキリすると思いますし、現時点ではそういう気持ちで来シーズンもやりたいと思っています。 来シーズンの抱負 黒田:毎試合、元気にマウンドに上がって、最高のパフォーマンスを見せて、チームに貢献するというのが大事だと思いますし、その積み重ねだと思っています。 目標の数字は? 黒田:全然見えないですね。どれくらい出来るかも分からないですし、不安もたくさんあるんでね。ただ、立場を考えればしっかりした成績を残さないといけないというプレッシャーは当然感じています。 チームとして今シーズン足りなかったもの 黒田:それは僕の口から言う事ではないと思います(苦笑) 若い選手に伝えたいこと 黒田:僕はありがたいことに20年目を迎えられるわけですけど、迎えられる選手は少ないと思うんですよね。 黒田:本当に一年一年を大事にしてほしいなと思いますし、1年良くても2年目3年目がダメで野球を続けられなくなった人もたくさん見てきました。アメリカでもそういう選手はたくさんいたんで。 黒田:一年一年、毎年が勝負だと思って、野球をやってほしいなと思います。 年俸6億円について 黒田:僕自身、プロに入って3~4年くすぶっていたというか、思うような成績を残せていなかった中で、41歳になってそれぐらいの契約をしてもらえるというのは、2年目、3年目の若い選手、カープだけではなくて他球団の選手にも多少なりとも勇気を与えられるんじゃないかなと。 黒田:僕が前回いた頃のカープからは考えられない契約をしてもらえたというのは、そういう意味ではカープであるから意味があるのかなと。 41歳を迎える20年目の思い 黒田:プロに入った時には、この年齢まで、そして素晴らしい契約をしてもらえるとは思っていなかったので、すごく不思議な感じはしますけど、やはり一年一年が勝負という形でやってきましたし、その中で積み重ねて ここまでやってこれたんだなという気持ちです。 「1年1年が勝負」 という思いは強く? 黒田:普通に考えると41歳で迎えるシーズンというのは、当然 経験したことがないですし、年々苦しくなってくることは分かっていることなので、そういう意味では今まで以上に苦しいシーズンになると思っています。 会見終了 黒田:ありがとうございました。 ── RCCテレビ「イマなまっ!」(17日放送) |
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