復活への誓い・大瀬良大地 「2人のエースが示したもの」 《後編》 | |
ストイックに自分を追い込んだ理由。それはもちろんチームの勝利のため。その手本となったのが、あの大エースです。 大瀬良:ブルペンで終盤に肩を作っている時とかに、黒田さんが「最後まで行くと言っている」というのを聞くと、すごく頼もしかったですし、実際に8回に行ってくれた時は本当に身体的にも楽になって助けてもらいました。 チームの事を第一に考える黒田投手の背中から、何かを感じ取った大瀬良投手。 大瀬良:転向直後、中継ぎでの2イニングというのは、先発の時の2イニングより何倍もキツくて、すごくしんどかったんですけど。 大瀬良:1イニング目が終わってベンチに戻ったら、畝さんが大体来てくれるんですけど、僕から「もう1イニング行くんですよね?」と聞くと、「頑張ってくれるか?」と。 肉体的にも精神的にも厳しい中で、チームの為に自ら続投を志願し、マウンドに上がり続けた大瀬良投手。しかし…。 大瀬良:痛みが出たのは6月の終わりくらいからで、指先ですし、神経もありますし、投手にとって大事なところなんで気にはなっていたんですけど。 シーズン終了後の秋季練習。そこにはキャッチボールすらできない大瀬良投手の姿がありました。 大瀬良:中継ぎに転向する時に「お前の力が必要だ」と言ってもらって、そこで簡単にあっちが痛い、こっちが痛いという形でリタイアしてしまうのは自分の中でも「ちょっと違う」というか、そういう風な思いがありました。まだ自分の中でも「行ける」という判断だったので。 前田健太:本当に大変だったと思いますね。僕は正直、中継ぎを経験したことはないので大変さは分からないですけど、先発でやってきた中でいきなり中継ぎで、しかも8回という大事な回を任されて。 前田健太:それでも、しっかり結果を残したので、非常に良い経験をしたと思いますし、大事なことを色々と学んだと思います。来年からは先発に戻ると思うので、そこで活かしてほしいなと。 大瀬良:チームが困った時はマエケンさんがなんとかしてくれると感じましたし、実際そういう姿を見せてくれたので、僕達も成長していかないといけないですし、後に続く投手が増えていかないといけないと思うので。 大瀬良:来年はローテに入るとか、そういうレベルではなくて、ローテの柱としてチームを支えられるように、自覚を持って一日一日を大事に過ごしていきたいと思います。 ── RCCテレビ「RCCニュース6」(18日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | |
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