新井貴浩選手 生出演 |
── 改めてご紹介します。カープの新井貴浩選手です! 新井:よろしくお願いします。 ── ようこそお越しくださいました! ── あ…新井さん…ものすごく身長高いですね! 新井:(笑) ── 今日はたっぷりお話を伺っていきます。 ── シーズンが終わって1ヶ月ちょっと経ちました。どうですか?今の心境は。 新井:トレーニングは毎日やってますので、ほっとしているというより、来年に向けてという気持ちが強いですね。 ── まずは今シーズンを振り返っていきたいと思うのですが、8年ぶりにカープに復帰した開幕戦、第1打席は代打でした。改めて、あの大歓声はいかがでしたか? 新井:まさか、あんな大歓声を頂けるとは夢にも思ってませんでした。正直、罵声の中でもやる覚悟で戻ってきましたので、あの開幕戦でネクストに出てきた瞬間はドキドキしてたんですけど、大歓声を頂いて足が震えましたね。 新井:結果は良くなかったですけど、自分にとって忘れられない一打席になりました。 ── カープに戻ってきて良かったと思いましたか? 新井:本当にそう思いましたし、涙が出そうになりましたね。 ── しばらくは代打が中心でしたが、4月の中旬からはレギュラー、そして4番で起用されましたよね。 新井:それも「まさか」ですよね。自分がカープに帰ると決めた時には、もう1度カープで4番を打つとは思っていなかったので、夢のようでした。 ── 打席ではどのような思いですか? 新井:なんとか自分のバットで…そしてプレーする姿でファンの方を喜ばせたい、その一心でプレーしてました。 ── 前半戦は得点圏打率がトップの活躍でした。どのような意識でしたか? 新井:とにかく球に食らいついていこうと。ポイントはちょっと寄せ気味で、センター中心で。追い込まれたらセンターの逆を。それでとにかくランナーを帰すバッティングをしようと思ってましたね。 新井:ホームランも打ちたいんですけど、ケースによって、どんな当たりでもいいから、ランナーを帰すんだと思っていました。 ── 5月の阪神戦で手の指を負傷されました。実はあの試合、私がヒーローインタビューの担当予定で、新井さんが勝ち越し打を打たれたので、待ってたんですけど、途中で病院に行かれたという知らせが届きまして。 ── あのケガは手術を勧められるほどの大怪我だったとのことですが、なぜそこで手術をされなかったのですか? 新井:(言葉に詰まりながら)…「もうこれで野球を出来なくなってもいい」という風に………なんとか出来るところまでやって、それでもう野球できませんということになったら辞めようと思って。 新井:そういう覚悟で帰ってきたので。だからチームを離れたくないというのがありました。 ── 相当な覚悟ですね。夏場以降は成績も下がったんですが、ケガの影響や疲労というのは? 新井:ケガの影響というのはないですね。言いたくはないですけど、自分の思うように体が動かなかったというところが正直なところです。 新井:その反省を踏まえて、もう1回しっかりと体を作り直していかないといけないと思ってトレーニングをしています。 視聴者からの質問コーナー ── どんな質問でもいいですか? 新井:どんな質問でも、ハイ。 バット投げの真実 視聴者:新井さんの代名詞の一つがバット投げ。あの瞬間にホームランを確信していると思いますが、バットを投げるという決断は、打った時のどんな感じからですか? 新井:自分では投げようと思って投げてないです。 新井:良い打ち方をしたらバットが返ってくるというか、しっかりと下半身の壁が出来て、ちゃんとしたポイントで振り抜けているので。ダメな時は体が開き気味になって壁が崩れるんです。 新井:良い入り方をして下半身にグッと入ってきたら、こっち側にしっかり壁が出来るんですよ。その壁が出来て、戻ってくる感じ。 (スタジオでバットを振り回す新井さん) 新井:結構、バットを投げたけどギリギリ スタンドに届かないこともあるんで(笑) なんでそんなに優しい? 視聴者:ファンに手を振ってくださったり、サービスも素晴らしい新井選手。なんでそんなに優しいの? 新井:普通というか、意識してやっていないので。喜んでもらいたいですし、小さいお子さんとか、一生の思い出になると思いますし、自然とやっているだけです。 ── 今日もサイン会に出席されて、直接このスタジオに来ていただいたんですよね。ファンと触れ合われていかがでしたか? 新井:オフならではというか、楽しかったです。 大切にしている言葉 視聴者:大切にしている言葉はありますか? 新井:一番は「感謝」という言葉なんですけど、もう一つありまして…。 新井:「球の心は正直者」といって、大学の頃の監督の座右の銘なんですけど、「野球だけを一生懸命やっても上手にはなれない。周りの人に感謝、両親に感謝しながら野球外、グラウンド外のところでも感謝の気持ちを持って生活をしないと、球はちゃんと自分の心を見ているよ」というような言葉なんですけど。 ネットで話題 ── 全力プレーと愛と気迫あふれるリアクションが新井選手の代名詞で、それを見ると私達ファンはジーンと涙がでちゃうようなシーンがたくさんあったと思うんですけど、ネットとかでもたくさん話題になっているのはご存知ですか? 新井:それは分からないですね。 ── リアクションは自然に出てしまうものですか? 新井:自分が感動を頂いた一年だったので、感動を返したいというか。勝って喜んでもらいたい思いというか、さっきのケガの話もですけど、ダメになったら身を引くという覚悟の中でやってきましたので。 ビールかけ 視聴者:ファンは新井さんのビールかけが見たいです。来季に向けての意気込みをお願いします。 新井:僕もビールかけしたいですし、ファンの方にもビールかけをしてもらいたいというか、おいしいお酒を飲んでもらいたいと心から思ってますので、来年一年は絶対に優勝するんだという気持ちを持って、また戦いたいなと思います。 2000本安打 視聴者:2000本安打まであと29本、ぜひとも来シーズン達成してもらいたいです。いかがですか? 新井:よく言われるんですけど、まだ数があるので、ピンときてないんですよね。偉大な記録だとは思うんですけど、そこを目標にやっていないので、とにかく優勝したいだけです。 寝起き 視聴者:あさ起きるのが苦手な新井選手。今はどうやって起きてるんですか? 新井:目覚まし時計をたくさん置いてますね。1回押しても5分後に鳴ってくれるみたいな。 ── やっぱり朝起きるのは苦手ですか? 新井:寝起きはあまりよくないですね。 最後に ── 今日は新井貴浩選手にスタジオにお越し頂きました。ありがとうございました。 新井:ありがとうございました。 ── NHK広島放送局「お好みワイドひろしま」(16日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
安芸の者がゆく@カープ情報ブログ
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