大瀬良大地 進化の秘密と覚悟に迫る 《前編》 | |
── ようやく暑さも和らいできましたが、初めての夏場のブルペンは大変だったのでは? 大瀬良:そうですね。毎日肩を作ったりとかしますし、いかに疲れを次の日に残さないかということばかりを考えて。1日1日をより大事に、ストレッチひとつにしてもそうですけど、色んな所にすごく気を遣って調整するようになりましたね。 チーム事情もあり、6月中旬から中継ぎに配置転換された大瀬良大地。 特にオールスター前と後半戦の成績を比較すると、格段に数字がアップし、いまやチームに欠かせぬ絶対的なセットアッパーとしてチームに貢献し続けています。 そんな大瀬良に進化の要因について聞いてみると。 大瀬良:(中継ぎ転向した頃は)リリーフを初めてやったというのもあると思うんですけど、すごく気負いすぎて自分で自分を苦しめるような考え方をしてしまっていました。 大瀬良:例えば「このイニングを抑えないと先発投手の勝ちを消してしまう」とか、「ランナーを出すのもいけない」とか、自分を追い詰めるというか厳しく考えてしまって。 大瀬良:今はもうランナーを出してしまおうが三塁まで行かれようが、結局は3アウトにしてしまえば0点なので「結果0点に抑えればいい」と思っています。 ── 気持ちの面で力が入りすぎてフォーム的なものにも影響が? 大瀬良:僕は力で投げたいと今までやってきて、どうしても力んでしまうと体が開いたりして、ボールが見やすくなってバットに当てられやすくなってしまうので、できるだけ力まないように意識しています。 メンタルの変化 大瀬良に安定感をもたらしたメンタルの変化。 それが最も結果として表れたのが8月26日の阪神戦。 1アウト満塁のピンチを切り抜けてプロ初セーブ。チームの窮地を見事に救ったのです。 大瀬良:マウンドに上がる時に、中崎が下りてくるタイミングが一緒で「すみません」という言葉をすれ違う瞬間にかけてきたので「大丈夫。任せろ」って言って、カバーしてあげたいという思いでマウンドに立ちました。 ── そんな思いでマウンドに上がって、ゴメスを向かえてどうでしたか? 大瀬良:ゴメスとはあまり相性がよくないと思うんですけど、マウンドに立った以上は強い気持ちを持って。三振も頭にあったんですけど、低めを狙ってゴロを打たせられたら、併殺で追われたら最高だなと思いました。思い通りにいったので良かったです。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(6日放送)より |
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