防御率リーグ2位 ジョンソン「生命線はコントロール」 |
── ジョンソン投手の目撃情報が広島市民から多数寄せられているんですけど、ラーメンってお好きですか? ジョンソン:フィアンセがいない時に自分一人で食べ歩きするね。ラーメンだけではなくて うどんも結構食べるよ。 ラーメンにうどん。日本食の大好きな男、KJことクリス・ジョンソン。 そんな男は自らを「Laid Back Guy」(のんびりした男)と表現する。 ジョンソン:自分はいつもリラックスして、冗談を言って笑ったり、人生を気軽に生きる男だと思うよ。 だが、ひとたびマウンドに上がると豹変。7日の巨人戦ではもち前のスライダーで巨人打線を封じていく。築いた三振の山は13。 しかし、ジョンソンは…。 ジョンソン:やはりバッターを打たせてアウトを重ねる。それが僕のスタイルだと思うよ。 三振へのこだわりは口にしなかった。 13日のヤクルト戦ではジョンソンの言葉通り、12個の内野ゴロアウトを奪い勝利している。 長年培った信念 ジョンソンのピッチングスタイルには長年の野球生活で培ってきた信念があった。 ジョンソン:早めに打たせる。ゴロを打たせる。早いカウントで勝負する。それが僕の強み。前回の巨人戦は三振を多く取りすぎたけど、三振にこだわるのではなく、早いカウントでアウトをとることにこだわりたい。 打たせてとる ジョンソンの投球スタイルを一言で言うと「打たせてとる」 これはアメリカでも日本でもブレてはいない。 ジョンソン:自分の強みを全面に押し出したピッチングを心がけているよ。相手の弱点を突くというより自分の強みを相手にぶつけるという方が正しいかな。 自分の強みをぶつける。3月28日、今季初先発の試合でジョンソンは自分の強み・コントロールを存分にヤクルト打線にぶつけ、来日初勝利を初完封という最高の形で飾った。 ジョンソン:振り返ってみると、やはり緊張したね。あれだけ大きな声援の中での登板も初めてだったけど、ベストな登板のひとつだと思うよ。緒方監督の初勝利にもなったし、すごく嬉しかった。 そんなジョンソンも大量8失点を喫した試合がある。5月23日のヤクルト戦、奇しくも初勝利を挙げた相手に受けた屈辱。この日は自慢のコントロールが定まらなかった。 ジョンソン:畝ピッチングコーチと一緒にビデオを見て話し合ったよ。二人で気づいた点をブルペンで投げながら修正したんだ。 その試合以降、取られても1試合4点。防御率は1.96とマエケンを抜きチームトップ、セ・リーグ2位と安定感は抜群。 自称「のんびり屋」、だが野球に対してはクレバーな一面をのぞかせるクリス・ジョンソンはまさしく助っ人の名に恥じない活躍を見せる。 優勝の2文字 最後に優勝の2文字について聞いてみた。 ジョンソン:やはりチームメイトと、それからファンの人達と1位になりたい。チャンピオンシップをとりたいという気持ち。チームメイトも素晴らしい人間がそろっている。 ジョンソン:そこの部分の力を合わせればチャンピオンシップは勝ち取れると思う。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(16日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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