かつての主砲は今… 栗原健太 苦悩の日々 |
── カープ残留を決めて今シーズンに入っていますが、現状はいかがですか? 栗原:今は代打での出番が多いので打席数は少ないですけど、肘は順調にきていますし、打撃も上がってきています。 自身の現状を搾り出すように言葉にした栗原選手。かつて4番としてチームを支えた男は今、もがき苦しんでいました。 栗原:もちろん1軍の舞台に立ちたいというのもありますし、それがあるから頑張れるというか、目指しているので。折れそうな気持ちをなんとか自分で頑張ろうと思ってやっています。 栗原選手は2008年に4番として全試合に出場。打率.332、103打点の成績を残し、チームの顔へと成長を遂げました。 しかし、2012年に右ひじを手術。以降は感覚のズレに苦しむ日々との戦いとなります。 昨季は1軍出場無し。2軍でも思うような成績を残せないまま、去年11月に3度目の手術に踏み切りました。 栗原:なかなか調子が上がってこなかったというところで、自分で考えながら、良くなるか分からないですけど、思い切って手術して2015年に繋げていこうと思ったんで。 右ひじは順調に回復し、背水の陣で臨んだ今シーズン。開幕から3ヶ月が経とうとしていますが、まだ1軍の舞台に戻ることはできていません。 ただ、感覚の違いにもがき苦しんだ日々に一筋に光が差し込んできました。 栗原:打ってる中で、「あっ今の」っていうのがあるんですよね。「これだ!」っていう感覚を自分の体が覚えているので、そこを自然にできるように持っていきたいですけどね。 再びファンの待つ場所へ。復活への道のりが、どれだけ険しくとも、あの声援をもう一度聞くまで歩みを止めることはありません。 栗原:「頑張ってください」「一軍で待ってます」と(ファンから)声をかけてもらえるんで、何とか早く一軍に戻りたいなと思いますし、そういってもらえるんで、何とか頑張りたいと思います。 ── 広島ホームテレビ「HOME Jステーション第1部」(18日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 |
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