ここから巻き返しへ 待望の復帰・エルドレッド (Page:1) | ||
── 待ってました。おかえりなさい。 エルドレッド:リハビリ中はずっとテレビでチームの試合を見ていたんだけど、こうやって戻ってこられて嬉しいよ。 昨シーズン37本のホームランを放ち、初のタイトルを獲得したエルドレッド。 今シーズンも主砲として、チームを引っ張っていくものと思われていた…。 ところが春のキャンプ、ベースを駆け抜けた際に右膝を負傷。3月に手術を行い、戦線離脱を余儀なくされた。 エルドレッド:チームの一員として一緒にプレーできない状況は もどかしかったね。ただ、シーズンは長いし、自分にできる事は少しでも早く合流する事だったから、それだけに集中してリハビリに取り組んでいたよ。 エルドレッド:トレーナーと相談しながら自分を追い込んだ。それが早く復帰できた理由だと思うよ。 チームの不振も相まって、待望論が渦巻く中で迎えた1軍昇格。 復帰3戦目の5月24日、ヤクルト戦。 第1打席で復帰後初のホームランを放つと、第3打席では2本目となるホームラン。周囲の期待に結果で応えてみせた。 そんな頼れる男の復帰に新井バッティングコーチは。 新井コーチ:ホームランというのは勢いがつきますし、1本打てば最低でも1点が入るわけですから、相手投手もより警戒しますし、もっとたくさん点を取って、投手を助けられればなと。その点はエルドレッドが1番期待できる選手だと思っています。 エルドレッド:自分に求められているのはホームランを打つ事、そして打点を稼ぐ事。それは僕自身もファンの皆も期待していることだと思う。そういった期待に応えられたという意味では、良いスタートが切れたと思うよ。 その後も4試合連続打点を記録し、打率は3割を超えるなど、その力をいかんなく発揮しているエルドレッド。とどまるところを知らない打棒に期待は高まるばかりだ。 一方で昨シーズン経験した苦い過去。7月まで驚異的なペースでホームランを量産したものの、8月以降はその勢いがパッタリと止まってしまった。その理由とは。 新井コーチ:打ちたがりというか、欲しがる。とにかく相手の投げるボールに対して強いコンタクトをしたがるというところがありますので、ボールを選ばずにそれをしようとすると、好不調の波が出る時があると思います。 エルドレッド本人に同じ質問をぶつけたとところ、弱点を認識しつつも、意外な答えが返ってきた。 エルドレッド:成功するカギは悪いボールを追いかけない事。ボールの見極めができたら、よりしっかりした成績が残せると思う。 エルドレッド:ただ「悪いボールに手を出すまい」とか「そうしないようにしよう」というようには考えないようにしている。否定形のネガティブな考え方はしたくないんだ。 エルドレッド:例えば1・2打席目、悪いボールに手を出して三振してしまったとしよう。そこでフラストレーションが溜まり、ネガティブな考え方になる。それを引きずっていては次の打席でいい結果は出せない。 エルドレッド:自分の中でしっかりと切り替えて、「次は良いボールが来るから必ず打てる」と、ポジティブなイメージで打席に入っていくことが大事なんだ。 ── 広島ホームテレビ「勝ちグセ。サンデー『恋すぽ』」(31日放送)より「安芸の者がゆく」が文字起こし及び意訳・一部抜粋 | ||
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